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mockmockAdvent Calendar 2019

Day 13

mockmockの位置ジェネレーターを使ってみる

Last updated at Posted at 2019-12-13

この記事は、mockmockアドベントカレンダー13日目の記事です。

今回は移動体IoTの強い味方、位置ジェネレーターを使ってみます。

位置ジェネレーターとは

地図上に描いた経路に沿って移動をシミュレートし、緯度経度、速度を生成するジェネレーターです。
また、アドバンスドオプション「High-end mock」を適用することで、
地図上に設定できる地点が無制限になり、標高の取得も可能になります。

スクリーンショット 2019-11-27 6.22.11.png

編集画面

編集画面は、下図左側の[経路編集ペイン]と右側の[操作ペイン]から成ります。 また、経路編集ペインでは、経路や地点をクリックすることで編集モーダルが開きます。

経路編集ペイン

操作ペインの[編集モード]によって挙動が変わります。

編集モード[経路]

経路情報を編集するためのモードです。

操作 結果
何もない場所をドラッグ 地図上の可視範囲を移動
地図右下の虫眼鏡アイコンをクリック 地図の拡大・縮小
何もない場所をクリック 地点を追加
地点からドラッグし何もない場所でドロップ 地点と経路を追加
地点からドラッグし他の地点でドロップ 地点間の経路を追加
地点を左クリック 地点情報編集モーダルを開く
地点を右クリック 地点情報の削除
経路を左クリック 経路情報編集モーダルを開く
経路を右クリック 経路情報の削除

編集モード[地点]

すでに設置した地点を移動させるためのモードです。

操作 結果
何もない場所をドラッグ 地図上の可視範囲を移動
地図右下の虫眼鏡アイコンをクリック 地図の拡大・縮小
地点をドラッグ 地点を移動

操作ペイン

操作ペインでは、編集モードの選択や、経路・地点を追加する際のパラメーターの設定などを行います。

項目 説明
編集モード 経路編集ペインの編集モードを選択します。
地点検索 選択した地点が地図の中心になるよう移動します。地点情報編集モーダルで地点にラベルを設定するとラベル名でも検索できます。広範囲に渡る経路編集を行う際などに便利です。
双方向経路 新しく追加する経路の双方向性を設定します。双方向経路として設置した経路は、単方向にすることができません。単方向にする際は一度経路を削除して引き直してください。
速度 (m/s) 新しく追加する経路の移動速度を設定します。フォームの下の青から赤のグラデーションは、経路を表す矢印の色と速度との対応を表しています。
初期地点 新しく追加する地点を初期地点にするか設定します。初期地点に設定した場合、mock起動時に移動開始地点の候補になります。初期地点が一つも設定されていない場合、移動開始地点は全地点からランダムに選択されます。
滞在時間 (s) 新しく追加する地点の滞在時間を設定します。滞在時間は、その地点に達したときに移動を止める時間です。

地点情報編集モーダル

編集モード[経路]モードで地点を左クリックすると、地点情報編集モーダルが開きます。
スクリーンショット 2019-11-27 6.43.29.png

項目 説明
地点コード 自動で付与される地点コードと地点の緯度経度です。
ラベル 地点に設定できる任意の名前です。ラベルを設定すると、操作ペインの[地点選択]で検索できます。
初期地点 mock起動時にこの地点を移動開始地点の候補とするかの設定です。
滞在時間 (s) この地点に達したときに移動を止める時間です。

経路情報編集モーダル

編集モード[経路]モードで経路を左クリックすると、経路情報編集モーダルが開きます。
スクリーンショット 2019-11-27 6.43.49.png

項目 説明
始点(終点), 終点(始点) 経路の両端の地点の地点コード(ラベルが設定されている場合はラベル)と緯度経度です。
距離 (m) 地点間の距離です
速度 (m/s) この経路を移動する際の移動速度です。
双方向経路 チェックすると、この経路は双方向に移動可能になります。双方向経路として設置した経路は、単方向にすることができません。単方向にする際は一度経路を削除して引き直してください。

入力例

単一経路

決められた経路を移動する場合の例です。
赤く表示されている地点は初期地点なので、すべてのmockが同じ経路に沿って移動します。
location_example_single_route-b401f8d788511326d182308311d21cc678d96778fa8d138ddd4715a9be68b8e0.png

ランダム移動

区域内を複数の移動体がランダムに移動するのをシミュレートする場合の例です。
初期地点(赤い点)を複数設定しているため、各mockは起動時にこの中からランダムに初期地点を決定します。 次の経路が2つ以上に分岐している地点に達した場合、次の経路はランダムに選択されます。ただし、後戻りは行いません。
また、経路の矢印が赤〜青になっていますが、相対的に速度が速いほど赤く、遅いほど青くなります。
location_example_random_walk-434a48b09b8725a61f2d17f8322c44767943378a62d73b2164a060d8bb5bef33.png

世界にまたがる移動

飛行機や船など、世界にまたがる移動を行う場合の例です。
ちゃんと球体上の最短経路を移動してくれるのですが、表示はメルカトル図法のため線がカーブします。
これで飛行機や船のIoTもバッチリですね!
スクリーンショット 2019-11-27 6.58.52.png

データテンプレートで設定する

生成タイプ[位置(coordinate)]を選択して、ジェネレーター名と要素名を選択すればOKです。
スクリーンショット 2019-11-27 7.04.49.png

明日は@yukabeokaです。
データテンプレートのHTTP Request Headerについてです!

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