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mockmockAdvent Calendar 2019

Day 23

mockmockのAPIを使ってみる

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この記事は、mockmockアドベントカレンダー23日目の記事です。

今回はひっそりと存在するAPIを使ってみます。
APIを利用することで、コンソールを介さずにプログラムからmockを操作をすることができます。 スクリプトの作成やCIとの連携などにどうぞ。

API鍵の取得

APIを呼び出す際にはAPI鍵で認証を行います。
プロジェクトのサイドバーの [API鍵設定]からAPI鍵を取得しましょう。

スクリーンショット_2019-11-29_6_02_04.png

AuthorizationヘッダーはAPIリファレンスでAPIを試すときやcurlコマンドなどでHTTPリクエストを送信する際に使用します。

APIリファレンスでAPIを試す

ドキュメントのAPIリファレンスから試すことができます。
https://console.mock-mock.com/docs/features/api_reference

まず、[Authorize]ボタンをクリックして認証を行いましょう。
スクリーンショット_2019-11-29_6_24_28.png

Valueには、Authorizationヘッダーを入力します。
スクリーンショット_2019-11-29_6_26_46.png

mockグループ一覧を取得する

[GET]/mock_groups(mockグループ一覧)の項目を展開し、[Try it out]ボタンをクリックすると、以下のような画面になります。
このAPIはパラメータが無いので、[Execute]ボタンをクリックするだけでAPIが叩かれます。

スクリーンショット 2019-11-29 6.31.57.png

[Execute]ボタンをクリックするとこんな感じ。
Response bodyのjsonの中に、API鍵を発行したプロジェクト内のmockグループの一覧が入ります。
mockグループに設定しているmock定数やmock変数も取得できます。
今回はmock定数serial_numberが設定されています。

mockグループのcodeは後で使うのでコピーしておいてください。

screencapture-localhost-4000-docs-features-api-reference-2019-11-30-08_28_04.png

mockを作成する

次はAPIを使ってmockを作成してみましょう。
[POST]/mock_groups/{mock_group_id}/mocks(mock一括編集)の項目を展開し、先ほどと同じように[Try it out]ボタンをクリックしましょう。

今回はパラメーターが2つあります。
mock_group_idは先ほどコピーしたmockグループのcodeの値で、
operationsは、mockの編集操作を指定するjsonです。

operationsには以下のようなjsonを指定します。
今回のケースではmock定数フィールドserial_numberを指定しているため、constsに値を入れていきます。

{
  "targets": [
    {
      "operation": "create",
      "consts": {
        "serial_number": "ac00001"
      },
      "vars": {}
    }
  ]
}

screencapture-localhost-4000-docs-features-api-reference-2019-11-30-08_32_51.png

実行するとこんな感じになります。

screencapture-localhost-4000-docs-features-api-reference-2019-11-30-08_42_39.png

今回は作成だったのでoperationcreateを指定しましたが、更新する場合はupdateを指定します。
その場合は、mockを指定するcodeのキーも必要です。

{
  "targets": [
    {
      "operation": "create",
      "code": "mk-xxxxxxxxxxxx"
      "consts": {
        "serial_number": "ac00001_mod"
      },
      "vars": {}
    }
  ]
}

mockを起動する

作成したmockを起動してみます。

[POST]/mock_groups/{mock_group_id}/operate(mock操作)の項目を展開し、[Try it out]ボタンをクリックします。
mock_group_idは先ほどと同様、mockグループのcodeの値で、
operationsは、mockの操作を指定するjsonです。

ignore_inoperableは、mockに指定した操作ができない場合に無視するかどうかの設定です。
例えば、起動中のmockに起動操作をするようなケースです。
その場合、ignore_inoperabletrueだと操作がスキップされ、falseだと失敗が返ります。

targetsには、操作対象のmockIDを入れましょう。

{
  "operation": "launch",
  "options": {
    "ignore_inoperable": true
  },
  "targets": [
    "mk-xxxxxxxxxxxx"
  ]
}

screencapture-localhost-4000-docs-features-api-reference-2019-12-01-05_34_39.png

実行するとこんな感じになります。
job_idは、操作ジョブの状態を確認するのに使うのでコピーしておきましょう。

screencapture-localhost-4000-docs-features-api-reference-2019-12-01-05_39_11.png

今回のは起動を行なったので、operationlaunchでしたが、
他にはreboot(再起動) / terminate(停止) / destroy(削除)があります。

操作ジョブの状態を確認する

[GET] /jobs/{id}(mock操作ジョブ)の項目を展開し、[Try it out]ボタンをクリック、先ほどコピーしたjob_idを入れて実行します。

このように状態が確認できます。
実行中はrunning, 完了したらcompletedが返ります。

スクリーンショット 2019-12-01 5.41.52.png

mockを停止する

起動とほぼ同じです。
operationsはこんな感じ。

{
  "operation": "terminate",
  "options": {
    "ignore_inoperable": true
  },
  "targets": [
    "mk-xxxxxxxxxxxx"
  ]
}

curlコマンドでAPIを叩く

お気づきかと思いますが、APIリファレンスでAPIを叩くと、実行されたcurlコマンドが表示されます。
もちろん、自分でこのcurlコマンドを実行しても同じ結果が返ってきます。これを参考に組み立てて行きましょう。

screencapture-console-mock-mock-docs-features-api-reference-2019-11-29-06_32_26のコピー.png

CIに組み込んでみる

こちらをどうぞ。
https://speakerdeck.com/ktam1219/iotwoserverlessfeng-nitesutositai

このスライドでは、CIの中でテスト環境を構築->mockmockからデータ送信->集計としていますが、
CDまでやっているならもう少し簡単になるかもしれません。

まとめ

まだCLIやSDKはありませんが、APIを使うことでmock操作をプログラムに組み込めます。
夢が広がりますね!

明日は@Y_uuuです。
mockmockを使って簡単なIoTシステムを開発するお話です!

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