初カキコ…ども…
俺みたいな翻訳者でVSCode使ってる腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは
いやVSCodeは動作すっごい軽いし翻訳作業にも向いてると思います。もちろん Word を使わざるを得ないとか、共同編集のしやすさで Google document 一択ですとか、TeX を共同編集するから overleaf で、とかいろいろあると思いますが、VSCodeもいいですよ、TeX環境も(初心者にはハードル高くて大変だけど)構築できるし。ちなみに私は翻訳者といっても論文翻訳とか書籍翻訳しかしてなくて、産業翻訳の人がバリバリ使ってるであろう専門ソフトのことは全然しりません。そっちの方が便利なのか?
で、VSCodeをエディターとして使って英日翻訳(プログラミング的な話ではなく、たんに文章の翻訳ね)をする場合、オンライン辞書と便利に連携したい。村上春樹も愛用しているというKOD(研究社オンラインディクショナリー)をこの記事では用いますが、
・VSCode上で単語(文字列)を選択 → ctrl+cでコピー → chrome上のKODのページに切り替え → ctrl+v で貼り付け → エンターで検索
という5ステップを、
・VSCode上で単語(文字列)を選択 → 右クリックからKODを選択(またはショートカットキー)
という2ステップに縮めたい。
プラグイン「Search/Translate Hero」をいじる
で、VSCodeには、それに近いことができる「Search/Translate Hero」というプラグインがあるので、その設定をいじります。
VSCode への Search/Translate Heroのインストールのしかたは、下の参考記事または公式サイトを参考にして下さい。
【VSCode】「Search/Translate Hero」を使って右クリックで簡単に検索/翻訳を行う(坂井光太郎氏)
公式サイト earch/Translate Hero(Eno Yao氏)
この参考記事の「検索/翻訳サービスの追加」の項のやりかたを真似て、
VSCode の settings.json に
"search-online.add-search-engine": [
{
"name": "KOD",
"url":
"https://kod.kenkyusha.co.jp/service/search/search_frame.jsp?back=false&page=form.jsp&methodName=%95W%8F%80%8C%9F%8D%F5&sortkey=index&field=%SELECTION%&subMethod=wildcard&method=normal&book=normal-set&checkedBook=plus_e&checkedBook=eidai&checkedBook=eiwa&checkedBook=compass&checkedBook=comp&checkedBook=rika&checkedBook=igaku&checkedBook=business&checkedBook=wadai_j&checkedBook=waei&checkedBook=lumi_waei&checkedBook=plus_j&checkedBook=oxford"
}
],
を追加します。ただし上記の長い長いURLは、有料サービスであるKODとの契約内容によって、つまり人によって変わるかもしれません。その場合は、下記の手順で自分にとっての正しいURLを手に入れてください。
・KODのサイトで、自分が使いたい辞書にチェックを入れて、適当な単語(ここでは例えば「hogehoge」)を検索してみる
→ 出てきたページの URL(とても長い) をメモ帳とかにコピペする
→ その長い長いURLの中から「hogehoge」という文字列をみつける
→ 「hogehoge」の部分だけを「%SELECTION%」という文字列で置き換える
→ 置き換えたあとの長い長いURLを、さっきの settings.json のURLのところに代入する
(というかhogehogeのとこだけ直接書き変えても同じ)
これで、VSCode上で文字列選択→ 右クリック → Search Online を選択、でいきなりKODで串刺し検索されるはずです。
または(windowsの場合)ctrl + Enter でも同じ動作ですので、その方がさらに楽です。
(もしKODじゃなくてグーグル検索になっちゃうようだったら、VSCodeの最下部に「Search/Translate Hero」の設定が青帯で表示されてるので、Search Engine ってとこをクリックしてデフォルトを「KOD」に切り替えてください。)
KODなんて契約してねーし
って人は、上と同じやり方で、
"search-online.add-search-engine": [
{
"name": "訳",
"url":
"https://www.google.com/search?q=%E8%A8%B3+%SELECTION%"
}
],
と settings.json に追加してください。
そうすると、VSCode上で文字列選択 → 右クリックで「Search Online」を選択(または ctrl + Enter)
で、「訳 選択文字列」でググったのと同じ結果になるはずです。KODほどじゃないですがこれも相当便利なはずです。
規約とか
KODの 利用約款 を読むかぎり、こういう使い方をしてはいけないとは書いてないので、問題ないと思います。サーバに負担をかけるわけでもないし、むしろ便利すぎてKODの利用者が増えるのではないか、たぶん。でも怒られたら記事消します。
今後のこと
一回辞書引くたびにchromeのタブが増えちゃうんだよね。これを同じタブで検索していくにはどうしたらいいのか。ぜんぜんわからん。誰か教えてください。