6
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

42 TokyoAdvent Calendar 2023

Day 1

アウトプットのすすめ~ChatGPTに聞けばいいじゃない、と張り合う必要はない~

Last updated at Posted at 2023-11-30

概要

42tokyo Advent Calendar 2023の1日目を担当する、42 Tokyoの在校生です。

アドベントカレンダーの1日目ということで、「ChatGPTなどのAIが結構なんでも教えてくれる今日この頃でも、こうやって記事としてまとめることに意味はあるの?」という問いに対して、「それでも書くことはいいですぞ!」と回答したい、という内容になっています。

今回は、以下の3つの切り口で話していきたいと思います。

  • 記事って世の中に必要?
  • 記事を書くことってあなたにとって必要?
  • 書く時のコツ

また、基本的にプログラミング系の記事を書くことに絞って話をしていきます。

記事の必要性

書く人にとって、世の中の役に立つかはこの際どうでもいい

ChatGPTが(まぁだいたい)なんでも教えてくれる昨今では、まとめ記事などの必要性も薄れてきたような気がします。

例えば分かりづらい公式ドキュメントについても、ドキュメントをChatGPTに読ませたり、そもそも読ませなくとも元から知っている場合も多く、「一旦簡単にまとまったまとめ記事を読んでから公式ドキュメントにあたる」なんてことをしなくてもよくなってきている気がします。

しかし、記事をよく書く私としてはこう思うのです。

世の中の役に立つかなんてどうでもいい!

……どうでもいいは言い過ぎかもしれませんが、それが目的で書いているわけではありません。

記事を書くことは大いに自分のためになると思っているため、私は書いています。

補足:大抵のことは役に立つ

「世の中の役に立つかなんてどうでもいい!」とは言ったものの、大抵のことは現代でも役に立つと思います。

というのも、記事を書こうと思ったということは、少なくとも自分は気になったトピックだということで、一人が気になったものならきっと世界中を探せば同じことを気になった人が何人もいそうで、その人たちには刺さる内容になっているかもしれません。

また、現在のAIは基本的に質問に対して答えを返してくれる形式ですが、例えば記事の一覧なんかは、流行を見るのに役に立ったり、眺めているだけで勉強になったりもします。

そういった意味で、どんな記事でも、大抵の場合は役に立つのではないかなと思っています。

記事を書くことの必要性

ということで、ここからが本題です。

たとえ世の中の役に立たなくたって、記事を書くことはいろいろな意味で自分のためになると思っています。

アウトプットは勉強になる

勉強といえば、本を読んだりなど、インプットをすることを思い浮かべる方が多いと思います。

ですが、インプットだけではなかなか自分の身にならず、得た知識がするすると抜けていってしまいます。

そこで重要なのがアウトプットです。

一度自分の中に入れたものを、自分の言葉で出すことで、その知識の定着具合は大きく変わるようです。

目安としてはインプットとアウトプットの比率は

インプット:アウトプット=3:7

のようです。

詳細はよろしければ昔書いたこちらをご覧ください。

ネタ探しセンサー

記事という形で普段からアウトプットをしていると、ネタ探しセンサーが働くようになります。

これは記事にできるかな?……と無意識に考えるようになるのですが、このセンサーのおかげで、いつだって目的意識をもってインプットをすることができます。

自分の理解を確認する

記事を書こうとすると、自分の理解や言葉を疑う機会を作ることができます。

例えば、最近Webサービス関連の記事を書いたのですが、今私が書こうとしているものに関係があるのがWebサービスなのか、Webアプリなのか、よくわからなくなり、「Webサービス」という言葉について調べたりしました。

こういった疑う機会は、やはりちゃんと言葉を使う機会がないとなかなか作れないので、記事にするのはよい機会になります。

ポートフォリオ

上の3つは自分の身になるという話でしたが、それ以外にも、ポートフォリオとしても使うことができます。

記事を書くことで、そのことについては少なくとも知っているわけですし、またどんなことに興味があるのか、普段から勉強をしているのかなど、記事から読み取れることはいろいろあります。

エンジニアになりたい!みたいな初学者だと、こんな私が記事なんてまだ書けない……と思いがちだと思いますが、逆に初学者こそ、自分の勉強したことの証明として、記事を書くことはおすすめです。

誰かのためは自分のためになる

また、誰かのためになるかな……と思って書くことは、自分のためにもなります。

例えば、良いことを少しでもいいから行うと、人は幸せを感じたり、忙しくないと感じたりする効果があると言われています。

なぜこのようなことが起こるかというと「忙しい人は他の人のために何かをする余裕なんてないはず」と普通は考えますが、逆に自分が何か良いことを少しでもすると、その考えから「あれ、自分には余裕があるのかな……?」と錯覚してしまうようなのです。

それと近い現象が、記事を書くことでも起こるんじゃないかなぁと私は考えています。

ですので、自分の勉強のために……そしてついでにこれを見る誰かのために、と思いながら、私は今この文章を書いています。

書く時のコツ

最後に書く時のコツを書きたいと思います。

私はこれでもプログラミング系以外の記事も合わせるとおそらく150記事ほど書いています。

中にはちょっとバズった?記事もあります。

とはいっても、文章を書くことについては素人ですので、気楽に見ていただけると助かります。

二番煎じでもいい

まずは、書く時の気持ち的な話です。

私は「二番煎じでもいい」という気持ちで書いています。

きっと誰かが同じような記事を書いているだろうとは思うものの、それを確認するのはとても大変ですし、本当にちゃんと新規性があり、何かの役に立ち、しっかりとまとまっているものを書こうとするとかなりの労力が必要になります。

そんなちゃんとしたものを書くよりは、とにかく書くことが大切ですし、「記事を書くことの必要性」でもあげた自分にとってのメリットを考えると、そこまで身構えて書く必要はないと思います。

引用はしっかり

とはいっても、他の方が書いた文章をそのまま載せるというのはよくないですし、それは自分の勉強などのためにもなりません。

また、もし参考にしたのであれば、しっかりと参考先へのリンクは貼った方がいいと思います。

リンクがあることは、その記事の信用にもつながります。

続けるコツは習慣化

突発的に書くのもいいですが、記事を書くことを継続したい場合は、習慣化することが大事です。

例えば私が一番よく書いていた時期は、まず1日目に1冊本を読み、2日目に1つ記事を書き、3日目はお休み、という3日サイクルで記事を書いていました。(その頃の集大成としてこれを書きました↓)

また、読むタイミングも書くタイミングも毎回同じようにしていて、「書くぞー」という気合を入れずとも、歯を磨くかのように書き始められるようにしていました。

そこまでストイックにやる必要はないと思いますが、毎日同じタイミングで必ず机に向かう、というような習慣をつけると、続けることが簡単になると思います。

前提と結論

技術系の話では、前提条件が大事になることがよくあります。

例えばWindowsのみで起こる現象であるとか、このバージョンのみで起こる現象であるとかを自分では見逃すこともあるかと思うので、念のため自分の環境がどうなのかなど、前提条件を先に書くことをおすすめします。

また、小説とは違い、後半にあるどんでん返しを期待する、なんてことはないので、先に結論を述べて、知りたい情報かを判断できる材料をできるだけ早く相手に提示できたほうが、いいのではないかなと思っています。

おわりに

ということで、アウトプットはおすすめです!という話でした。

技術系の勉強だと、実際にプログラムを書くなど、記事を書く以外にも色々なアウトプットの形があると思いますが、それでもその意図や、プログラムにのらない知識なんかは、記事にしたりなどでアウトプットしておくと、後々自分で思い返すときなどにも役に立つと思います。

6
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
6
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?