【作業メモ】CC2540 USB 評価モジュール・キットのファームウェア更新方法

記事の概要

Texas Instruments社のSmartRF プロトコル Packet Snifferは、CC2540 USB 評価モジュール・キットを使用して、BLEなどの無線通信のパケットを解析します。

以下の図のように、飛び交うパケットをリアルタイムに取得できるので、とても便利です。

私はCC2540 USB 評価モジュール・キットにスニッファー用ではないファームウェアを書き込んでいたので、ファームウェア更新が必要でした。
その作業に難儀したので、ここに更新方法の作業メモを残します。

用意するもの

• ソフトウェア
  • SmartRF プロトコル Packet Sniffer
    • v1を使用します
  • SmartRF Studio
  • SmartRF フラッシュ・プログラマ
    • v1を使用します
• デバイス
  • CC2540 USB 評価モジュール・キット
  • CC-DEBUGGER

CC-DEBUGGERのファームウェア更新

CC-DEBUGGERをPCに接続し、SmartRF Studioを起動してください。
"List of Connection Devices"に表示される"CC Debugger..."をクリックすれば、ファームウェア更新が開始されます。

もしくは、書き込むファイルを直接指定することもできます。
SmartRF フラッシュ・プログラマを起動し、"Program Evalution Board"を選択し、"EB Application(USB)"で"CC Debugger"が選択されていることを確認します。

そしてFlash imageに以下のファイルを選択します。

\Program Files (x86)\Texas Instruments\SmartRF Tools\Firmware\CC Debugger\cebal_fw_srf05dbg.hex

"Perform actions"をクリックすればファームウェアが更新されます。

CC2540 USB 評価モジュール・キットのファームウェア更新

CC2540 USB 評価モジュール・キットをCC-DEBUGGERに接続し、PCに挿入して電源を供給します。

SmartRF フラッシュ・プログラマを起動し、"Program Evalution Board"を選択し、"EB Application(USB)"で"CC Debugger"が選択されていることを確認します。

そしてFlash imageに以下のファイルを選択します。

\Program Files (x86)\Texas Instruments\SmartRF Tools\Packet Sniffer\bin\general\firmware\sniffer_fw_cc2540_usb.hex

"Perform actions"をクリックすればファームウェアが更新されます。

動作確認

Packet Snifferを起動して、Bluetoothを選択してstartをクリックします。

CC2540 USB 評価モジュール・キットをPCに挿入すると、デバイスCC2540 USB Dongleが認識されます。
クリックで選択して、矢印アイコンをクリックするとスキャンが開始されます。

近くのBLE機器のアドバタイジングパケットをスキャンし、以下のようにパケットが画面に表示されるはずです。