記事の概要
Nordic の開発ツール nRF Connect SDK のバージョンを更新した際に起きたトラブルとその解決方法をメモしています。
新しい問題を見つける度に更新していきたいと思います
SDK更新後、ビルドできなくなる
FIle -> Preferances -> Settings -> Extensions -> nRF Connect -> Boards Roots で SDKのバージョンに対応したboardsフォルダのあるパスを設定する。
例えば、v2.9.0ならばC:\ncs\v2.9.0\zephyr とするなど
APPLICATIONSでAdd build Configuration を選択しても blankウィンドウが表示されるだけで設定できない
nRF Connect for DesktopかWELCOMのManage toolchainsを用いてSDKをアンインストールしてから、再びインストールする
SDK更新後、nRF Connect のWELCOMとAPPLICATIONSのメニューに何も表示されない
右サイドバーからExploreを選択し、buildフォルダを削除すると回復する場合がある。
回復しない場合は新しいバージョンでアプリケーションを再作成してソースファイルや設定ファイルをコピーする
SDK v2.8.0に更新後、v2.7.0 で動いていた全く同じプログラムが動作しなくなる
プログラムがmainまで到達しないのを確認した。
SDK v2.9.0 にアップデート後、同現象は発生しなくなった
SDK v2.8.0に更新後、JLINK でデバッグできなくなる
開発ボードではデバッグできるので、JLINK側の問題と思われる。
SDKのバージョンの問題なのか、nRF53とnRF54の差異による問題なのか、ハード的なエラーかソフト的なエラーなのかを調査中
prj.confが見つからない
APPLICATIONS -> "アプリケーション名" -> "ビルド名" -> "アプリケーション名+ボード名" を選択した状態で、Config files -> Kconfig を展開すると prj.confがある
ビルドするとConfigurationがビルドされていないというエラーが表示される
APPLICATIONS -> "アプリケーション名" -> "ビルド名" を選択した状態でビルドしないといけない