目次
- はじめに
- 実装方法
- まとめ
- 参考
はじめに
画面上のインターフェースだけでなく、音や振動といったインターフェースもあると、
ユーザーにとってより分かりやすいアプリになるのではないでしょうか?
そこで今回はこの記事ではKonyでスマートフォンを振動させる(バイブレーション)方法をご紹介します。
実装方法
①画面の作成
下の「カートにいれる」ボタンをタップすると、スマートフォンが振動するイメージです。
②コーディング
frmDemoControllerのコーディングを行います。
define({
onClick: function() {
const NUM_OF_VIBRATION = 10;
const NUM_OF_BETWEEN_TWO_VIBRATION = 200;
const NUM_OF_DELAY = 0;
const NUM_OF_DURATION = 500;
const NUM_OF_AMPLITUDE = 255;
var vibrationConfig=[
{
"delay": NUM_OF_DELAY,
"duration": NUM_OF_DURATION,
"amplitude": NUM_OF_AMPLITUDE
},
];
var vibrationConfigLoadMore = {
"delay": NUM_OF_BETWEEN_TWO_VIBRATION,
"duration": NUM_OF_DURATION,
"amplitude": NUM_OF_AMPLITUDE
};
for (var i = 0; i < NUM_OF_VIBRATION - 1; i++) {
vibrationConfig.push(vibrationConfigLoadMore);
}
//#ifdef android
if(kony.phone.hasVibratorSupport()===true) {
kony.phone.startVibration(vibrationConfig, false);
} else{
alert("The device does not support vibration");
}
//#else
kony.phone.startVibration(vibrationConfig, false);
//#endif
this.imgItem1Animation();
},
// imgItem1のアニメーション
imgItem1Animation: function(){
this.view.imgItem1.animate(
kony.ui.createAnimation({
"100": {
"top": "60%",
"stepConfig": {
"timingFunction": kony.anim.EASE
},
"width": "0px",
"height": "0px"
}
}), {
"delay": 0,
"iterationCount": 1,
"fillMode": kony.anim.FILL_MODE_FORWARDS,
"duration": 0.5
}, {"animationEnd": this.imgChange()}
);
},
// imgCartをチェンジ
imgChange: function(){
this.view.imgCart.src = "shoppingcart_item.png";
}
});
上を説明します。
kony.phone.hasVibratorSupport:デバイスがバイブレーションをサポートしているかどうか確認(Android,Windowsのみ利用可能、iPhoneは利用不可)
kony.phone.startVibration:デバイスのバイブレーション機能を開始
パラメータは以下の通り
パラメータ値 | 説明 |
---|---|
delay | 指定した遅延時間(ミリ秒単位)で振動を一時停止 |
duration | デバイスが振動するミリ秒数 |
amplitude | 振動の強さ。0〜255の値で定義する必要がある。0に設定すると振動オフ、255に設定すると最も強い振動 |
※iOSでは1回のみの振動となります。そのためiPhoneの振動数を設定することはできません。
imgItem1Animation:上の商品が下のカートに吸い込まれるアニメーション
(アニメーションについてはこちらをみていただけると幸いです)
imgChange:カートの画像が入れ替わります(チェックマークのついたカートになります)
③Actionの紐付け
関数の準備ができたらActionと紐づけていきます。
btnClickMe
(「カートをいれる」ボタン)を選択 > Action
タブをクリック > onClick
のEditをクリック > Action(onClick
)紐づけ
iOSでの準備はここまでで完了です!
iOSのみを使用する方は、④実装の確認 まで飛ばしてください。
※Androidの場合
Androidでバイブレーションを実装する場合、以下の手順でバイブレーションの許可設定をする必要があります。
以上で、Androidでバイブレーションを許可することができます。
それでは、実装の確認をしていきましょう。
④実装の確認
— Kony (@Kony12763790) February 10, 2021
残念ながら動画上では振動しているかどうかわからないのですが、もしよろしければ上を参考にしていただき、
実装後、確認していただけると幸いです!
まとめ
今回は、スマートフォンのバイブレーションを実装する方法について説明しました。
みなさんもぜひ活用してみてくださいね
参考
kony.phone Namespace:
https://docs.kony.com/konylibrary/visualizer/viz_api_dev_guide/content/kony.phone_functions.htm
アニメーション:
https://qiita.com/Kony_Team/items/fe366974dd72dc2af345