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Boltを使ってインタラクティブなSlackアプリを作る

Last updated at Posted at 2022-07-13

boltを使ってSlackアプリを作ろう

経緯

私は普段GASを使ってSlackアプリを作成するのですが、GASだとスラッシュコマンドを作るくらいが限界で、ショートカットを作ったり、ユーザーのアクティビティにすぐに反応するbotを作ったりすることができませんでした。そこで代替のものを探しているとBoltに行き着きました。

今回作るもの

試しに、Slackのショートカットコマンドを作ってみたいと思います。
ショートカットで出てきたダイアログにテキストを打ってもらうと、そのテキストが特定のチャンネルに投稿されるようにします。
本来はherokuを使って公開したいところですが、お試しなので気軽に試せるglitchを使用したいと思います。

glitchだといまいちな理由
glitchはオンラインで編集ができるなど便利な点が多いのですが、無料版だと15分しか起動できないという欠点があります。これによりSlackでglitchアプリを呼び出す際に(ほぼ)毎回glitchを起動させるのに時間がかかってしまいます。
Slackのアプリは3秒以内にレスポンスがないとエラーを吐いてしまうので、かなりの頻度でエラーが起きてしまうんですよね。その点からいうとglitchでSlackアプリを作るなら有料版のほうがいいかもしれませんね。

用意するもの

  • SlackのWS
  • glitchアカウント

作り方

1. Slackアプリを作成し、WSに導入する

Slack api用のサイトから自分のアプリを作成しましょう。できたらincoming webhookを追加してSlack WSへのインストールを行います。
今回使うのはSigning Secretとbot tokenです。それぞれコピーしてください。

2. glitchを開き、Boltでコードを書く

glitchでログインしたら、私のプロジェクトのページに行き、「Remix」ボタンを押して自分のプロジェクトとしてコピーしてください。
コピーができたら、.envのところを開きます。

スクリーンショット (12).png

SLACK_BOT_TOKENにbot token、SLACK_SIGNING_SECRETにSigning Secretを、それぞれペーストしておきます。残りのCHIDには投稿したいチャンネルのIDを貼っておきます。
出来たら自分のプロジェクトのプロジェクト名を控えておきましょう。

3. glitchで作ったアプリとSlackアプリを連携させる

さきほどのSlackアプリの画面に行ったら、「Interactivity & Shortcuts」のページに行ってみて下さい。

スクリーンショット (13).png

「Interactivity」をOnにしたら、Request URLのところに画像のように「https://your-project-name.glitch.me/slack/events 」という形で記入してください。次にshort cutを作成しましょう。名前や説明は何でもいいですがCallback IDは「test」としておいてください。「save changes」を押した後、再度アプリをSlackにインストールしてください。

設定は終わりです!Slackでテストをしてみましょう。

4. testしてみよう

試す前に、追加したアプリを投稿させたいチャンネルに参加させておいてください。
Slackでショートカットのところを見ると、オウム返しbotが追加されていますね!
試しに押してみましょう。

スクリーンショット (15).png

このような感じでダイアログが出てきたでしょうか?画像のような感じでテキストボックスに適当な文字を入れて送信してみてください。

スクリーンショット (16).png

メッセージが送信されていますね。

うまくいかなかったら
Slackアプリの画面で「OAuth & Permissions」を開き、scopesの部分で「chat:write」を追加してみてください。もう一度実行すると、できるようになるかと思います。

終わりに

GASにこだわらなければ割と簡単にインタラクティブなアプリを作ることができました。
投稿に自動でスタンプを押す機能も開発したので、続編として記事を書いてみたいと思います。

参考

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