一関高専機械技術部です。
弊部では毎年高専ロボコンに出場しております。
今回は大会用に制作したモータードライバを紹介します。
従来のブラシレスDCモーターの配電設計
今までは回路スペースにモータードライバ・メイン基板など一か所にまとめ、そこから各機構へと配線を繋いでいました。
実はこの方式にはいくつか問題があります。
- ケーブルが多い
- モーターとモータードライバ、エンコーダとメイン基板のポートなど厳格な対応関係がある為、配線が分かりにくく、ミスが生じやすい
- ノイズ耐性の無い信号線が長くなり、ノイズが乗り訳すなる
など
製作したモータードライバの配電設計
今回製作したモータードライバは機構のすぐそばに取り付けることを想定して開発しています。
モータードライバとメイン基板の通信もCAN通信を使用しているためノイズ耐性がありライン状に接続が可能です。
これによりケーブルも少なく、配線が分かりやすく、ノイズにも強い設計となっています。
製作したモータードライバの機能紹介
基板に結束バンドを通すことの出来る穴が開いており、10mm*10mmの角パイプに簡単に取り付けることが出来ます。
ブラシレスDCモーターの他、リミットスイッチを2個、エンコーダーを1個が接続可能です。
JLCPCB
今回製作したモータードライバはJLCPCBで製造してもらいました。
JLCPCBはプリント基板製造及び組立サービスなどを提供する会社です。
低価格・高品質・迅速な納期で基板の製造が出来るため一関高専機械技術部では長年利用させていただいております。
素晴らしいサービスなので皆さんもぜひ利用してみてください!!