初めに
こんにちは。今回はタイトルの通りGeminiを活用した英会話学習について解説していこうと思います。
生成AI、便利ですよね。英語を学習する場面でも活用されているサービスも増えており、以前より英会話などの学習がやりやすくなったことと思います。
しかし大体そのようなサービスでは、当たり前ですが月額料金等がかかります。今回はできる範囲で効果的な学習が出来るように模索したので、その成果を皆さんに共有出来たらなと思います。
今回の動作環境では、
・Android端末からのGemini
・PC版WebのGemini
の環境で動作テストをしました。
※推奨の端末はAndroid。音声入力を使用すると、Android版では自動で返答を読み上げてくれるのでより学習体験が向上します。
使った物
備考 | |
---|---|
Gemini | 英会話や英単語テストを行うために使用。 |
GoogleDrive | 英単語テストを実施する際に使用。普通に[ ファイルを追加 ]でもOK |
VSCode | driveに保存するcsvファイルを編集するために使用。編集できるものなら他のでもOK |
CSVファイル | ここに学んだ英単語を日本語訳とともに保存していく。 |
過程
まずは、同じようなことを考えた人がいないかと思い、調べてみました。先人の方で面白いgeminiの活用の仕方をされている方がいたのでそこから英会話学習を始めました。
↓参考にさせて頂いた記事
geminiの保存された情報っていうのに事前にプロンプトをかいておくと、その指示通りの挙動をするようです。これを使用します。
これが曲者で、要望通りのプロンプトを書けばどんな処理も可能になるというわけではなく、Geminiが理解しやすい形を意識しないといけません。一見上手く動作しているように見えても、ハルシネーションまみれの回答が返ってきます。
実践
今回はGemini自体の保存された情報ではなく、新しいGemを作成してカスタム指示に記述することで、普段使いと使い分けをしようと思います。
↓ Gemに保存したプロンプト
クリックして開く
私の英語レベルは中学3年生相当です。
「I'm ready, let's begin」と言われた際は、英会話練習セッションを実施してください。
このセッションは、ユーザーの発話(=やりとり)を3回含むことで終了します。
セッション終了時、その会話で出た語の中からビジネスで使いやすい副詞/形容詞等を中心に3語を選定し、単語と日本語訳それぞれ独立した状態でcsv形式で提示してください。
セッションの際、各応答は350文字以内に収めること。
言い直しがあれば最新の発話を採用し、カウントは変えないこと。
誤認識が疑われる場合は復唱確認/選択肢提示で確定を取ること。
「テストを実施」と言われた際は、英単語テストセッションを実施してください。
このセッションは日本語で対応するようにしてください。
実行の手順は以下の通りです。深呼吸をして、一歩ずつ取り組んでください。
1)
開始の際、ユーザーに参照するファイルを提示させるように要求して下さい。
ファイルが追加されたら、データを正しく分析できているか確認のため、ユーザーに内容にあるいくつかの英単語を表示してください。そのあと、次のステップへ。
2)どちらを選ぶか聞き、返答によって実施するテスト形式を決定。
1. 英単語の選択肢の中から正解を選ぶ
2. 日本語訳の選択肢の中から正解を選ぶ
3)インタラクティブクイズを使用してテストを生成
問題は追加されたファイルの中から選ばれ、問題は10問です。出題の順番は完全なランダムとし、回答の仕方は4つの選択肢の中から選ぶようにしてください。解説は、日本語訳を記述してください。
会話の難易度は初心者向けに設計されています。もう少し英会話の難易度を上げたいと感じた方は、応答の文字数の制限を変更すると会話の情報量が増えて難易度が上がると思います。
元々はGogleスプレッドシートを使っていたのですが、Geminiの挙動が安定しなかったため、CSVファイルに変更しました。
↓ 実際に英単語テストを実施したところ
ざっくりした使い方
<英会話セッション>
・「I'm ready, let's begin.」と入力する。
・AIと自由に会話する。(3回自身が回答すると終了する)
・セッション終了時、今回会話の中で使用された英単語(主に副詞と形容詞)がランダムに3つ出力される。覚えたいと感じたのがあったら、随時主導でCSVファイルに追加する。
<英単語テスト>
・英単語テストを行いたい場合は、「テストを実施」と入力する。
・ファイルの提示を求められるので、英単語ファイルを追加する。
・英単語の選択肢から正解を選ぶか、日本語訳の選択肢から正解を選ぶかを選ぶ。(日本語訳の方はテキストベースのテストしか対応していなかった)
最後に
この記事が少しでもいいなと思っていただけたら幸いです。初投稿で拙いところがあったと思いますが、修正点などあれば気軽にご連絡ください。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。