Teradataのリソース使用状況ログ(resusage)の設定と内容
警告
本記事はTeradata CorporationのサイトTeradataドキュメントに掲載された内容を抄訳したものです。掲載内容の正確性・完全性・信頼性・最新性を保証するものではございません。正確な内容については原本をご参照下さい。
また、修正が必要な箇所やご要望についてはコメントをよろしくお願いします。
概要
Teradataのパフォーマンスログ(resusage)の取得設定方法、及びログ内容についての説明です。
前提条件
・当内容はTeradataVantageのバージョン17.20を前提に記載しています。
・TeradataシステムのOSに管理者ユーザ(root)でログインが必要です。
リソース使用状況ログ(resusage)とは
resusageは以下を目的として使用します。
・システム パフォーマンスの測定
・構成要素のパフォーマンスの測定
・オンサイト ジョブ スケジューリングの補助
・パフォーマンスへの影響の可能性の識別
・インストール、アップグレード、および移行の計画
・パフォーマンスの低下と向上の分析
・ボトルネック、並列処理による非効率、停止中の構成要素、および輻輳などの問題の識別
パフォーマンスログの取得設定を行う。(ctlユーティリティ)
1.TeradataシステムOSにrootでログインしctlを起動します。
2.ctlユーティリティのコマンドで現在の設定状況を確認します。
コマンド:screen rss
3.取得したいパラメータ番号を指定し、on又はoffを設定します。
コマンド:パラメータNo=on 又は off
※Logging Rateはデフォルトの600を推奨しています。なお、変更したい場合は、0=60などのように(設定番号=秒数)指定します。
※RSS Summary Modeは各種パラメータの要約版です。
4.writeコマンドにより設定を反映します。
5.設定がされたことを再度確認します。
Resusageの種類
分類 | パラメータ | テーブル | 内容 |
---|---|---|---|
ノードデータ | SPMA | ResUsageSpma | システム全体のノード情報 |
IPMA | ResUsageIpma | システム全体の内部ノード情報 | |
CPUデータ | SCPU | ResUsageScpu | ノード内のCPU毎の情報 |
VPROCデータ | SVPR | ResUsageSvpr | 各仮想プロセッサに固有のデータ |
IVPR | ResUsageIvpr | システム全体の内部vproc情報 | |
ホストおよびLANデータ | SHST | ResUsageShst | Teradataと通信するホスト・チャネルおよびLANに固有の情報 |
論理デバイス・データ | SLDV | ResUsageSldv | 論理デバイス – ディスクI/Oに固有の情報 |
ディスクデータ | SPDSK | ResUsageSpdsk | Pdiskに関する統計の情報 |
SVDSK | ResUsageSvdsk | AMP レベルのストレージ統計の情報 | |
AWTデータ | SAWT | ResUsageSawt | AMPワーカータスク(AWT)に関する統計の情報 |
ワークロードデータ | SPS | ResUsageSps | 定義されたワークロードに関する情報 |
詳細は以下のドキュメントを参照してください。
ctlユーティリティ
Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ
resusageのデータ内容
Teradata Vantage™ - Resource Usage Macros and Tables