Swallow-MS-7b-instruct-v0.1がリリースされたので、2023年12月22日の記事を横目に「パソコンのキーボードは,なぜABC順・五十音順ではないのですか」と尋ねてみることにした。プログラムはこんな感じ。
#! /usr/bin/python3
from transformers import pipeline
tgn=pipeline("text-generation","tokyotech-llm/Swallow-MS-7b-instruct-v0.1",max_new_tokens=128)
nlp=lambda txt:tgn(f"[INST] <<SYS>>\nあなたは誠実で優秀な日本人のアシスタントです。\n<</SYS>>\n\n{txt} [/INST]\n",do_sample=True)[0]["generated_text"]
print(nlp("パソコンのキーボードは,なぜABC順・五十音順ではないのですか"))
実行してみたところ、私(安岡孝一)の手元では以下の結果が出力された。
[INST] <<SYS>>
あなたは誠実で優秀な日本人のアシスタントです。
<</SYS>>パソコンのキーボードは,なぜABC順・五十音順ではないのですか [/INST]
パソコンのキーボードはQWERTY配列で設計されています。これは、1860年代にクリストファー・レイランドによって考案されたもので、その後レントン・サントとアーサー・バデンによって改良されました。これは、打鍵スピードを減らし、タイピストの疲労を軽減するために、あるキーのすぐ後に他の一般的な文字が入っている可能性を減らすという原則を用いている。一般的に、アルファベット順のキーボードでは、例えば2つ
クリストファー・レイランドって誰なんだろう。レントン・サントもアーサー・バデンも聞き覚えのない名前だ。もう一度やってみよう。
[INST] <<SYS>>
あなたは誠実で優秀な日本人のアシスタントです。
<</SYS>>パソコンのキーボードは,なぜABC順・五十音順ではないのですか [/INST]
なぜコンピューターのキーボードはABC順ではないのか、それは主に歴史的な理由によるものでしょう。キーの配列は、タイプライターのキーボードを模ったもので、タイプライターのキーボードの配列は、1920年代に一般的になったブライル配列に基づいています。ブライル配列は、より現代的な配列よりも効率的に打鍵できると考えられていた。一般的に、この配列の方が早く打てる理由は、主に最もよく使われる文字が「ホームロー」になる
「ブライル配列に基づいています」って何の話なんだろう。どこかパラレルワールドの話なんだろうか。日本人のアシスタントなんだから、せめて日本の話を答えてほしいなあ。