QualiArts Advent Calendar 2022、8日目の記事です。
QualiArtsで開発ディレクターをしている、新見です。
はじめに
ゲーム開発において、機能やUI/UXの改修は改修規模の大小に関わらず必ず発生するものです。その中でも、細かい調整タスクや日々発生するTODOタスクの管理方法には頭を悩ませることはよくあることだと思います。
一つ一つ全てのタスクをチケット化していますか?
細かいタスクを毎回チケット化することに時間をかけながらも、少し面倒臭いと感じることはありませんか?
特にUIの改修に関しては、実際にゲーム画面を見せながら指示する必要があることも多いので改修指示がされた画面の画像が必要であったりと、通常のタスクよりも管理方法が難しいと感じている方は多いのではないでしょうか。
本記事では、実際にIDOLY PRIDEの開発の中で効果のあった、「ちょっとしたUIの調整タスクをスピーディーに対応する管理方法」について紹介をします。
前提
- タスクを管理するツールはSlackを利用します。
- 弊社ではコミュニケーションツールとしてSlackを利用しているので、今回のタスク管理をする為だけにSlackを利用しているわけではありません。
- あくまでUIの調整タスクが対象です。
- 他の機能に影響を及ぼすような改修ではなく、影響範囲が小さくセルフチェックで完了できるようなタスクが対象です。
- 端末の画面比によってはボタンの位置がずれている。タップ領域が狭い。etc...
- とはいえ、改修内容によってはちゃんと検証チームへ確認を依頼します。
- iphone、ipadを使うとよりスムーズにslackに投稿できます。(後述します)
- あくまで管理する側の身としてはやりやすく、うまくいっていたのではと感じているものです。
- 実際に作業するエンジニアやデザイナーがどのように感じていたかは不明です。
- 実は不満がたくさんあった、、、とかであったらごめんなさい。
実際にタスク化から対応完了するまでの流れ
- 対象画面に指示を記載してもらい、専用のチャンネルに投稿(デザイナー)
- 担当者へスレッドにメンションを飛ばし、チャンネルへピン留めする(タスク管理者)
- エンジニアが修正し、セルフチェック(エンジニア)
- 投稿に「済」スタンプをおし、ピンを外して完了。(エンジニアorタスク管理者)
(おまけ)画像を簡単にslackに投稿する方法
実際にチームのデザイナーが画像をSlackに投稿していた方法を紹介します。
画面のスクショをとり、指示とセットでSlackに投稿をすればよいのですが、少し工夫することで、この作業も少し楽になります。もしかしたら、もっと良い方法があるかもしれません。iphone、ipad限定なので、android端末の方はごめんなさい。
- AssistiveTouchを利用して画面のスクショを撮影
カスタマイズをして、タップでスクリーンショットを撮影できるように設定で変更します。
まとめ
IDOLY PRIDEの開発ではサービスをリリースして1年以上たった今でも、この管理方法は継続しています。
今回の管理方法は特別な何かがあるわけではありませんが、個人的には特に以下のポイントがいいなと感じております。
- 他のタスク管理ツールのように、チケット化をすることに時間がかからない。
- Slackなので、何か疑問点があればそのままスレで質問を投げかけることができる
- ピン留めをすることで、残っているタスクは把握できる為、他タスク管理ツールと比較しても困る部分は特にない。
タスク管理の方法はチームやメンバーによって様々だと思いますし、そのチームに合った方法を選択するのが一番だと感じています。
この記事がゲーム開発のお役に少しでも立てれば幸いです。