背景
EXCELですでにマスターリストなどがあって、VBAやピボットテーブルなどを使えば分析、作業の自動化はできるが、EXCEL,VBAの知識がないとできない。
ただPower AppsなどではExcelのデータからアプリを自動生成する機能があり、それをここでは説明します。
イメージとしては個人での利用、もしくは小グループでの共有を想定している
(個人割り当てののOneDriveを使用するため)
作成手順
参考に記載の参考資料に従って作業をしたので基本についてはそちらを参照いただきたいが、特に参考資料に記載のない部分や、作業中つまずいたところなどについて記載する。
ただし個々のOffice365(Microsoft365)の環境次第で若干の差異があるかもしれないことはご了承ください。
注意 本資料は2022年12月の情報で作成しています。その後のアップデートなどで方法が変わる場合があるので留意してください。
1.自分のOneDriveにAppにしたいデータをTableにしたEXCELデータを保存する。
データをTableにするのはデータの範囲を選び挿入-テーブルを選択
テーブルの作成ウィンドウで選択範囲、および先頭行の扱いについて確認しOKでテーブルにする。
2.PowerAppsを起動する。
3.PowerApps、Home で“Excel” をクリック
4.新規‐接続 の画面が出てくるので、先ほどOneDriveに保存したデータをテーブルにしたExcelを選択
5.テーブルがあればそのテーブルの選択画面になるので、必要なテーブルを選択し、接続を実施。
6.しばらく待つと自動でアプリが作成される。
ただ自動で作成されるのでイメージ通りになるとは限らない、この場合でも自社品番で検索をかけたいので一番先頭に自社品番を先頭にしたのに、なぜが原価が検索のキーになっている。
この場合、検索結果表示の領域全体を選択し、選択条件を変更し自社品番でソートをかけれるようにする。
完成イメージ
詳細情報の表示ページ、EXCELの内容に従って項目が出来る。
編集ページ、このページで選択した項目の削除、編集や新規アイテムの追加が出来る。
関係者と作成したAppをシェアすることもできる。
ただし個人のOneDriveとExcelファイルのShareが必要
補足
データ量の問題でエラーになることがある。
通常、1 EXCELファイル 100,000行まで、総数がその範囲であれば複数のテーブルも可能
また別ユーザーなどが一旦Appを作ったEXCELファイルは自動でApp用のデータが挿入されるので、自分で利用する際は一旦App用データを削除し、再度OneDriveへ保存のこと。
参考資料
Microsoft Learn
Excel からデータ付きキャンバス アプリを作成する
https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-apps/maker/canvas-apps/get-started-create-from-data
Microsoft Learn
Excel でのテーブルの書式設定と名前付けのヒント
https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-apps/maker/canvas-apps/how-to-excel-tips
Excel ファイルをPower Appsのデータソースにする際の改善まとめ
https://mofumofupower.hatenablog.com/entry/excel-online-powerapps