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Android Studio 3にしたらJavaアプリケーションの依存関係が解決できなくなったのでその対処方法 その2

Last updated at Posted at 2018-01-19

概要

以前こんな記事を書いた。
Android Studio 3にしたらJavaアプリケーションの依存関係が解決できなくなったのでその対処方法

この記事の方法はスマートではなかったため、再チャレンジしたら良い方法を発見できた。

構成

  • MyApplicationという名前のプロジェクトがある。
  • MyApplicationにはappというモジュール(Androidアプリ)がある。
  • MyApplicationにはpurejavaというモジュール(Javaアプリ)がある。(このモジュールを単体で実行すると依存関係が解決できない)

それぞれのbuild.gradleはこんな感じ
./MyApplication/purejava/build.gradle
./MyApplication/app/build.gradle
./MyApplication/build.gradle

方法

まず、適用したいモジュールのbuild.gradleにapply plugin: 'idea'を追加する。
今回は例としてGsonを追加している。それ以外はデフォルトで自動生成されたやつ。

./MyApplication/purejava/build.gradle
apply plugin: 'java-library'
apply plugin: 'idea' //これ

dependencies {
    implementation fileTree(include: ['*.jar'], dir: 'libs')
    implementation 'com.google.code.gson:gson:2.8.2'
}

sourceCompatibility = "1.7"
targetCompatibility = "1.7"

もしくは、ルートのbuild.gradleに追記することで全モジュールに一度に適用することもできる。

./MyApplication/build.gradle
allprojects {
    apply plugin: 'idea'
}

次にApplicationのConfigurationをデフォルトで作り、Before launchRun Gradle taskからideaというtaskを追加する。
スクリーンショット_2018-01-20_0_19_57.png

これでここから依存関係を解決した状態で実行できる。
Debugで実行すればもちろんブレークポイントで止まることも可能。
スクリーンショット 2018-01-20 0.30.31.png

結果

purejavaモジュールの適当なクラスでGsonを使うと、

./MyApplication/purejava/src/main/com/example/MyClass.java
public class MyClass {
    public MyClass() {
        String jsonString = "{\"a\": 12345, \"b\": 67890}";

        JsonObject jsonObject = new JsonParser().parse(jsonString).getAsJsonObject();

        System.out.println("aは " + jsonObject.get("a"));
        System.out.println("bは " + jsonObject.get("b"));
    }

    public static void main(String[] args) throws Exception {
        new MyClass();
    }
}

ちゃんと使えててハッピー

aは 12345
bは 67890

なぜか

Sync Project with Gradle Filesすると**.iml**が更新される。

.imlを見ると、例えばGsonがdependenciesにあれば、こういうorderEntryが生成されている。

.iml
<orderEntry type="library" exported="" scope="PROVIDED" name="gson-2.8.2" level="project" />

ここで悪さをしているのはscope="PROVIDED"である。
なぜなら手動でscope=""に修正すると、上記のideaタスクを実行する必要なく、依存関係が解決できるためである。

そこで、./gradlew ideaを実行する。
その後、.imlを見てみると、Gsonのjarをフルパスで指定してくれおり、依存関係は解決される。

結論

.gradleにscopeを""に修正するようなタスクを実装する方法もあるように思うが、よく分からなかったので諦めた。

とりあえず、Android Studio 2.x時代の時と同じように、簡単にブレークポイントで止まれるような実行ができるのでとても良い。

余談

毎回ideaタスクを実行するので、実行がワンテンポ遅くなってしまう。
結局、.imlはSync Project with Gradle Filesしなければ更新されないようなので、Run Gradle taskにideaタスク無しバージョンのRun Configurationも作っておいて、普段はこっちを使って、Syncした後に手動で./gradlew ideaを実行して.imlを更新してもいいかもしれない。
もしかしてSync Project with Gradle Filesの時に追加task実行できたりする?

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