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VirtualBox上でRocky Linuxを動かしてみよう

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初投稿!
本稿はRocky LinuxをVirtualBox上に構築する記事となります。
自身の備忘録であるとともに、Linuxを試しに使ってみたい方の一助となることを期待して投稿しています。
なお、本稿で用いている画像はWindowsのものとなりますが、Macでも同手順で実施できると思います。

また、本稿で用いているRocky Linux、VirtualBoxのバージョンは下記の通りとなります。
Rocky Linux:8.4
VirtualBox:6.1.26

1. Rocky Linuxをダウンロード

こちらよりRocky LinuxのISOファイルをダウンロードする。
※本稿では[Minimal]をダウンロードした。
rockylinux_download.png

2. VirtualBoxをインストール

インストーラのダウンロード

こちらよりVirtualBoxのインストーラをダウンロードする。
※自身の環境にあったものをダウンロードすること。
 Windowsなら"Windows hosts"を、Macなら"OS X hosts"を。
virtualbox_download.png

インストーラ実行

インストーラを実行し、VirtualBoxをインストールする。
※インストーラはデフォルトのままで[Next]を押下し続ける。

3. VirtualBoxの設定

仮想マシンの作成

  1. VirtualBoxを起動し、[新規]をクリックする 新規作成.png
  2. [エキスパートモード]をクリックする 仮想マシンの作成_1.png
  3. 下記の通り設定し、[作成]をクリックする
    名前:任意(本稿ではRockyLinuxとしている)
    メモリーサイズ:2~4GB(本稿では4GBとしている)
    ハードディスク:仮想ハードディスクを作成する 仮想マシンの作成_2.png
  4. [作成]をクリックする 仮想ハードディスクの作成.png

仮想マシンの設定

  1. 作成した仮想マシンを左ペインより選択し、[設定]をクリックする 仮想マシン_設定.png
  2. 左ペインから[一般]を選択し、[基本]タブの[バージョン]を[Red Hat(64-bit)]に変更する 設定画面_一般.png
  3. 左ペインから[システム]を選択し、[プロセッサー]タブの[プロセッサー数]を変更する
    ※本稿では2に設定した。 設定画面_システム.png
  4. 左ペインから[ディスプレイ]を選択し、[スクリーン]タブの[グラフィックスコントローラー]を[VBoxSVGA]に変更する 設定画面_ディスプレイ.png
  5. 下記を実行する
    左ペインから[ストレージ]を選択する
    中央ペインの[コントローラー IDE]配下の[空]を選択する
    右ペインのアイコンをクリックし、[ディスクファイルを選択]をクリックする 設定画面_ストレージ.png
  6. 手順「1. Rocky Linuxをダウンロード」でダウンロードしたISOイメージファイルを選択し、[開く]をクリックする
  7. [コントローラー IDE]配下が、ISOイメージファイルになっていることを確認する 設定画面_ストレージ_2.png
  8. 左ペインから[ネットワーク]を選択し、[アダプター1]タブの[割り当て]を[ブリッジアダプター]に変更し、[OK]をクリックする 設定画面_ネットワーク.png

4. Rocky Linuxをインストール

  1. 仮想マシンを左ペインより選択し、[起動]をクリックする 仮想マシン起動.png
  2. 上キーを押下し、[Install Rocky Linux 8]を選択し、[tab]キーをクリックする
    ※一見判り辛いですが、"I"が水色、"nstall Rocky Linux 8"が白色になってる状態が、[Install Rocky Linux 8]が選択されている状態となります。 RockyLinuxインストール_1.png
  3. 画面下部に表示される[vmlinuz...]の末尾に下記を追記し、[Enter]キーをクリックする
    ※キーボードが英字配列の設定になっているため、イコール(=)を入力する際は、キーボード上の=の隣りの^を押下することで=が入力されます。
追記テキスト:(半角スペース1つ)resolution=1280x720

変更前:vmlinuz initrd=initrd.img inst.stage2=hd:LABEL=Rocky-8-4-x86_64-dvd quiet
変更後:vmlinuz initrd=initrd.img inst.stage2=hd:LABEL=Rocky-8-4-x86_64-dvd quiet resolution=1280x720

RockyLinuxインストール_2.png
4. 暫く待つと下記画面が表示されるので、[日本語]を選択し[続行]をクリックする
RockyLinuxインストール_3.png
5. [時刻と日付]をクリックする
RockyLinuxインストール_4.png
6. 日本を選択し、[完了]をクリックする
RockyLinuxインストール_5.png
7. [ソフトウェアの選択]をクリックする
RockyLinuxインストール_6.png
8. [最小限のインストール]を選択し、[完了]をクリックする
RockyLinuxインストール_7.png
9. [インストール先]をクリックする
RockyLinuxインストール_8.png
10. ローカルの標準ディスクにチェックが付いていることを確認し、[完了]をクリックする
RockyLinuxインストール_9.png
11. [ネットワークとホスト名]をクリックする
RockyLinuxインストール_10.png
12. オンにして接続済になったことを確認し、[完了]をクリックする
RockyLinuxインストール_11.png
13. [rootパスワード]をクリックする
RockyLinuxインストール_12.png
14. rootアカウント用のパスワードを2か所入力し、[完了]をクリックする
RockyLinuxインストール_13.png
15. [インストールの開始]をクリックする
RockyLinuxインストール_14.png
16. インストール完了まで暫く待つ(約10~30分程)
RockyLinuxインストール_15.png
17. インストールが完了したら[システムの再起動]をクリックする
RockyLinuxインストール_16.png

5. Rocky Linuxで遊んでみる

  1. 再起動後、下記の通り入力する
    localhost login:root[Enter]キー
    Password:(手順4-14で設定したパスワードを入力)[Enter]キー linux画面_1.png
  2. 下記コマンドを実行(コマンド入力後[Enter]キー)し、パッケージを最新の状態に更新する
# dnf -y upgrade

linux画面_2.png
3. 下記コマンドを実行し、SELinux、firewalldを一時的に無効化にする

# setenforce 0
# systemctl stop firewalld

linux画面_3.png
4. 下記コマンドを実行し、Webサーバ(Apache HTTP Server)をインストールする

# dnf -y install httpd

linux画面_4.png
5. 下記コマンドを実行し、Webサーバを起動する

# systemctl start httpd

linux画面_5.png
6. 下記コマンドを実行し、仮想マシンのIPアドレスを確認する
※私の環境の場合、enp0s3のinetにIPアドレス(192.168.11.14)が記載されておりました。

# ip address show

linux画面_6.png
7. Webブラウザのアドレスバーに、確認した仮想マシンのIPアドレスを入力し、テストページが表示されることを確認する
ブラウザ画面.png
8. 下記コマンドを実行し、仮想マシンをシャットダウンする

# shutdown -h now

linux画面_7.png

6. もっとRocky Linuxで遊んでみたい場合

以下を参考に設定を行ってみると、より理解が深まるかと思われます。

以上

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