新案件に参画するにあたり、puam-devインストールしておいてねって言われました。が、よく知らないのでまとめてみます。
puam-devとは
ローカルで開発中のWebアプリケーションを簡単にホストするための開発用ツールです。
特に、複数のローカルアプリケーションを同時に管理し、カスタムドメインを使ってアクセスできるようにすることを目的としています。
導入して得られるメリット
カスタムドメインでアクセスできる
通常、ローカル環境では localhost:3000 のようにポート番号でアプリケーションにアクセスしますが、puma-dev を使うと myapp.test のようなカスタムドメインを使ってアプリにアクセスできます。本番環境と同様にカスタムドメインでアクセスできるため、URL構造やクッキーの取り扱いなど、本番環境により近い形で開発・テストを行うことができます。
SSL(HTTPS)サポート
puma-dev はローカルでHTTPS(SSL)をサポートしており、ローカル環境でもHTTPSでアプリケーションを動かせます。本番環境で必須となるSSLをローカルでも使えるため、セキュリティやHTTPS特有の挙動(ブラウザのセキュリティ制限など)を確認しやすくなります。
Puma-dev の使用方法
インストール: Puma-dev は macOS と Linux 用に提供されています。
以下のコマンドでインストールします。
brew install puma/puma/puma-dev
インストール後、次のコマンドで Puma-dev をセットアップします。
puma-dev -setup
アプリケーションのリンク: Puma-dev の設定にアプリケーションをリンクします。
puma-dev link ~/path/to/myapp
このリンクにより、myapp.test ドメインでアクセスできるようになります。
アプリケーションの起動: Puma-dev が自動的にアプリケーションを管理します。ブラウザで http://myapp.test にアクセスすると、そのアプリケーションが動作していることを確認できます。
Puma-dev の設定ファイルと挙動
Puma-dev は通常、~/.puma-dev/ ディレクトリを監視し、このディレクトリ内にあるファイル名(ドメイン名)と、ファイルの中身(アプリケーションのポート番号やURL)に基づいてアプリケーションを管理します。
例えば、次のようなファイルを作成することで設定を行います:
echo 'http://localhost:3000' > ~/.puma-dev/myapp
これにより、http://myapp.test にアクセスすると、ローカルホストのポート 3000 に接続されます。