ConoHa VPS にRedmineサーバを構築したときのメモ
概要
業務で必要になり、ConoHaにRedmineのテンプレートでサーバを立てました。
そのときの設定メモです。
契約とかテンプレートの適用あたりは社内の担当部署がやったので、そのへんは割愛します。
初期設定
Redmineのテンプレートを適用したまんまの状態の設定は以下の通りでした。
- インストールディレクトリ
- Apache
- /etc/httpd/
- Redmine
- /var/lib/redmine/
- Apache
- ユーザ
- admin / admin (初期設定)
環境設定
まずはサーバの環境設定です。
Redmine adminパスワード変更
ブラウザからadminでログインして変更します。
※詳しい説明は、Redmine.jp を参照ください。
FireWall(firewalld)の設定変更
- httpsアクセスの許可
現在の設定を確認する
# firewall-cmd --list-all
https許可の追加する
# firewall-cmd --add-service=https --zone=public --permanent
Firewallの再起動する
# firewall-cmd --reload
設定を再確認する
# firewall-cmd --list-all
- 社内からのみにアクセス制限(ssh/https)
現在の設定確認
# firewall-cmd --list-all
不要な許可を削除する
# firewall-cmd --permanent --remove-service=ssh
# firewall-cmd --permanent --remove-service=http
# firewall-cmd --permanent --remove-service=https
社内からのアクセスのみの許可を追加する
# firewall-cmd --permanent --zone=public --add-rich-rule="rule family="ipv4" source address="***.***.***.***" port protocol="tcp" port="22" accept"
# firewall-cmd --permanent --zone=public --add-rich-rule="rule family="ipv4" source address="***.***.***.***" port protocol="tcp" port="443" accept"
※ ***.***.***.***
は、会社から外部にアクセスするときのグローバルIPアドレス
Firewallの再起動する
# firewall-cmd --reload
設定を再確認する
# firewall-cmd --list-all
最終的に、こんな(↓)設定になりました。
public (active)
target: default
icmp-block-inversion: no
interfaces: eth0
sources:
services: dhcpv6-client
ports:
protocols:
masquerade: no
forward-ports:
sourceports:
icmp-blocks:
rich rules:
rule family="ipv4" source address="***.***.***.***" port port="22" protocol="tcp" accept
rule family="ipv4" source address="***.***.***.***" port port="443" protocol="tcp" accept
とりえず、これくらいのサーバ設定をしました。
Git連携の不具合対応
RedmineのリポジトリでGitを使う場合、Redmineのバージョンによっては不具合がありました。
僕が設定した3.4.1にはこの不具合があり、連携の設定ができず「ググる→設定変更→確認」を数時間繰り返しました。。。
結果、こちら にたどり着き、無事、使えるようになりました。
既に修正済かもしれません。
問題なければ、ここは飛ばしてください。
テーマの追加
素のままだとそっけない感じなので、テーマを変更しました。
# cd /var/lib/redmine/plugins/
# git clone git://github.com/farend/redmine_theme_farend_fancy.git public/themes/farend_fancy
# cd ..
# touch tmp/restart.txt
ブラウザからRedmineに管理者でログインし、「管理」→「設定」→「表示」画面を開く。
項目「テーマ」のプルダウンに「Fare fancy」が増えていれば追加成功です。
「Fare fancy」を選択して、保存ボタンクリックでテーマを変更。
プラグイン関連
使いたいプラグインを入れます。
僕はひとまず、以下を入れて使います。
Redmine Local Avatars plugin
一応、建前は「アイコンがあると視認性がよい」としていますが、
本音「アイコンがある方が使ってて楽しい(何となく。個人的に)」ってだけです。
# cd /var/lib/redmine/plugins/
# git clone https://github.com/ncoders/redmine_local_avatars.git
# cd ..
# bundle exec rake redmine:plugins NAME=redmine_local_avatars RAILS_ENV=production
# touch tmp/restart.txt
ブラウザからRedmineに管理者でログインし、「管理」→「プラグイン」画面を開く。
プラグイン一覧に表示されていればインストール完了。
各ユーザでRedmineにログインすると、「個人設定」画面の右上に「アバターの変更」があるので、そこからアバターを設定します。
Redmine Code Review plugin
コードレビューをRedmine上で実施するプラグインです。
(これをやるためにGit連携の不具合を修正する必要があった)
mercurial を入れなきゃいけないらしく、とりあえず yum で。
# cd /var/lib/redmine/plugins/
# yum install mercurial
# hg clone https://bitbucket.org/haru_iida/redmine_code_review
# git clone https://github.com/agileware-jp/redmine_work_days.git
# cd ..
# bundle exec rake redmine:plugins:migrate RAILS_ENV=production
# touch tmp/restart.txt
ブラウザからRedmineに管理者でログインし、「管理」→「プラグイン」画面を開く。
プラグイン一覧に表示されていればインストール完了。
これでひとまずサーバ上での設定関連は完了。
ここから先はRedmineにログインして設定です。
ユーザ、チケットのステータス、ワークフロー、トラッカー、etc. の設定となりますが、
そのへんは利用目的や会社のルール等によって違うと思うので割愛します。
目的に合った設定をしてください。
おまけ
このサーバ構築の前に、「AzureのCentOSにBitnamiのRemdineインストーラでサーバ構築」もやりました。
気が向いたら、もしくは需要があれば、記事を書こうと思います。