LoginSignup
3
1

More than 1 year has passed since last update.

Z-GISに筆ポリゴンを取り込む

Last updated at Posted at 2022-02-14

農林水産省から全国の農地の区画情報(筆ポリゴン)が提供されています。
筆ポリゴンをZ-GISに取り込むことで、圃場の多い農家さんの入力を省力化できます。

筆ポリゴンの入手

農水省のホームページから、筆ポリゴンの利用に関するアンケートに答えて
農地データをダウンロードします。

農地が複数の市にまたがる場合を想定して、209島田市 214藤枝市 212焼津市のデータをダウンロードします。

市町村単位.png

解凍すると「.shp」など4種類のファイルが展開されます。

SHP.png

QGISのダウンロード

農水省のデータは、そのままではZ-GISに取り込めないので、
QGISで変換する必要があります。

QGISダウンロードページから、アプリをダウンロードインストールします。
パソコンの環境に合わせて64bitか32bitのファイルを選んでください

QGISIns.png

インストール中にコンポーネントを選んでくださいとウインドウが出ますが、
サンプルデータなのでチェックは要りません。

筆ポリゴン読込み

インストールしたQGIS3を起動します、
プロジェクト → プロパティ → CRS → 座標参照系に WGS84 を選択。

WGS84.png

グーグルマップやオープンストリートマップの読み込み。

プラグイン → プラグインの管理とインストール → QuickMapServices をインストール。

クイックマップサービス.png

Web → QuickMapServices → Google GoogleRoad
Web → QuickMapServices → OSM → OSMStandard
どちらでもお好みで、通常地図ならオープンストリートマップが見やすいかも、GoogleHybridで衛星写真も選べます。

筆ポリゴン読込み

展開した筆ポリゴンの.shpフャイルをドラッグ&ドロップ。

ポリゴン追加.png

下の図で
赤 島田市 40,052 筆
黄 焼津市 20,896 筆
緑 藤枝市 32,664 筆
合計 93,612筆

シェープファイルの結合

島田市 焼津市 藤枝市 のシェープファイルを結合します。

ベクタレイヤの結合.png

島田市 焼津市 藤枝市 のシェープファイルを選択、変換先 CRS は WGS84、結合された → ファイルエンコーディング(Shift-JIS)を選択。

シェープファイルの選択.png

結合されたファイル → 右クリック → レイヤの名前変更 → "島田_焼津_藤枝"。

筆ポリゴンの選択

領域またはシングルクリックによる地物選択 → カーソルを地物の選択。
選択された地物をもう一度クリックするか、何もない場所でクリックすると選択が解除されます。
複数地物を追加していく場合は[ Shift ]を押しながらクリックします。

地物選択.png

地物の切り出し

メニューの 編集 → 地物のコピー
メニューの 編集 → 新規レイヤへの地物の貼り付け → 新規ベクタレイヤ
空間参照システムダイアログで座標系を選択(WGS84)
エンコーディングはShift-JIS
新規Shapeファイルの保存先ディレクトリとファイル名を指定してOK

QGIS保存.png

Z-GISでの読み込み

保存した変換後のファイルを読み込みます。
Z-GISを起動して「設定」、「その他」のエンコーディングが「Shift-JIS」になっていることを確認してください。
左のファイルボタンをクリックして「SHP」に切り替えてください。

ZGIS設定.png

その後「開く」で変換した筆ポリゴンのファイルを読み込みます。

ZGIS確認.png

変換の成功が確認出来たら、左のファイルボタンをクリックして「X」(excel)に切り替えてください。
「保存」でExcelファイルで保存できます。

CRS は WGS84、ファイルエンコーディング(Shift-JIS)がポイントになります。
お疲れ様でした。

## 参考資料
この記事は以下の情報を参考にして執筆しました。
- [筆ポリゴンの取り込み!](http://purple-light.net/agro_calc/iphone/category4/entry5_2.html)
- [参考文献2のタイトル](http://example.com/2)
3
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
1