(IT環境の整った会社向けの記事ではありません。初心者・個人向けの内容です)
バックアップを取りましょう
日々私たちはいろんなデータを使ったり作ったりしていますが、PCやスマホが壊れたりで不意にデータ消失した時途方に暮れることもあるでしょう
そんな方々を数人目にしたのでこの記事を書いてます!!そんな時のためにバックアップです!バックアップさえしていればとりあえず復旧可能です!皆さんバックアップを必ず取りましょう!!FC版ドラク●3の冒険の書1は2,3にもコピっておくのは当然です!
ということで今回の記事になりますが、いざ取るといってもどこにとればよいのか。初期設備やお財布事情からどのあたりが適正ラインか、そこを考える回です。
PCかスマホかで若干事情が変わりますがそこは追々。
また、ハードウェア故障についての対策として挙げていきます。
人為的なミスの消失はもう普通にファイル複製を考えましょう。
というわけでまずはバックアップ手段を列挙していきます。下図は家でインターネットプロバイダ契約をしていて回線がありルーターも持っている場合の図になります。(一部機器は省略)
クラウドストレージサービス
iCloudやOne Drive、Google Driveなどのクラウドストレージに移します。初期5GB程度無料、それ以上だと有料、のようなサービスがほとんどです。増量はiCloudの場合2TBで¥1300/月です。ClipStudioのようなお絵描きソフトを販売しつつ同時にクラウド10GB利用サービスを行っているような場合もあります。ただ一つの懸念はキャリアやプロバイダの契約による通信制限次第でアップロード・ダウンロードに時間やコストがかかるに点は注意です。家にはスマホ以外に情報機器が無い!という場合はこのサービスに乗るのが一番手っ取り早いでしょう。以下に挙げるものと比べ、ハードウェアを構成管理する必要がなくアカウント作成と契約次第ですぐに使用できるのが最大メリットです。
NAS (Network Attached Storage)
社内/家内ネットワーク上にストレージ装置(NAS)を置き、そこに保存します。I/OデータやBuffaloなどホーム向けのNASは家電量販店等で購入できます。実体はHDDを内蔵したネットワークPCです。メリットはPCとスマホ等複数の端末で共有できる点です。家にルーターを置いているなら手軽に(2TB/1万円程度~)設置できます。HDDの故障はつきものなのでRAID1等で冗長化されたものであればより安心ですが当然価格は上がっていきます。
micro SD カード/SDカード
32GB 1000円カゴ売り程度の安価で最も簡単に導入できますが、スマホ用途のmicroSDはそもそもで頻繁な差し替えを行う構造ではありません。また、取り外した状態では紛失や内容忘れで管理がちょっと難しいという問題もあり、、、256GB超の大容量となると4000円超級で必ずしも安くありません。PCで使う場合は別途USB接続のカードリーダーが必要になります。
USBメモリ
64GB/1000円程度。SDカード同様にカゴ売り等で安価に購入でき、USBポートへのつけ外しも頻繁に行えるものです。パソコン利用者であれば最も簡単かつ安価かもしれませんが、これを何本も買うくらいならUSB-HDDにしておきましょう。そして買いすぎるとやはり中身が何だったか忘れる問題
HDD
2TB/7000円程度。自作PCなどで自分でPC内部に取り付けるものと、USB接続で取り付けるものがあり、複数円盤と読み取りヘッドの精密機械部品構造のため衝撃に対して弱いです。このためRAID-1などで冗長化を行うのが良策です。TB単位の大容量なので一度買えば何年か持つでしょう。バックアップ機器としては現在基準では最適です。
SSD
2TB/12000円程度。HDDに代わる軽量で高速読み取りが期待され衝撃にもHDDほど弱くはありませんが、書き込み回数上限があったりGB単価は上がります。故障した場合の復旧はHDDより絶望度が高いです。自作PCの場合、システム領域をSSD、ユーザー領域をHDDなどで構築することが多いです。最近ではM.2などの高速SSDが登場していますが、バックアップ用途としては「勿体ない」のと、HDDよりは消失リスクが高いので止めておきましょう。
おまけ CD,DVD,BDに焼く
古来よりメディアに焼くというのは「タンスの肥やし」の退避に有効でありました。しかし書き込み可能ドライブ持ってても結局私は面倒でHDDが小さかった時代に数える枚数程度しかやってません。焼いたあとの物理的な物品管理場所ラベリングや今となってはショボい記憶容量と長いロード時間。HDDに比べると問題だらけですね。
速度について
データを開くとき、必ずPCやスマホ内のメモリに展開することになりますが、クラウドやNASにあればその分回線速度の影響で開き終わり編集可能になるまでの時間が差が出ますので時間が気になる場合は保存領域から作業領域までの通信速度を確認しましょう。
速度的には、内蔵ディスク>USB3.0接続>LAN接続>クラウド な感じで遠くなるほど遅くなりますが通信規格は常時進化しているので最新を取り入れつつボトルネックはなくしていきたいですね。
まとめ
以上になります。
どれも一長一短あり、これが絶対良いというものはありません。
価格についても短期では一見安くても数年使えば逆転します。
また、価格と容量の相場は変化するので適宜確認しましょう。結局壊れないものはありませんので自宅崩壊などが起きる想定であればクラウド+複数データセンターまたぎ+海外DCといったレベルになりますがそれは(略
用途と自身の環境とお財布事情と合わせて適切なバックアップ運用をしていきたいですね!!!
バックアップを取りましょう!!
…あれ?家のNASの調子が変だ・・・(´・ω・`)