この記事は、Business Bank Group Developers Advent Calendar 13日目の記事です。
10/31〜11/2に、島根県松江市で行われたRubyWorld Conference 2018に参加してきました。ちょっと時期外れではありますが、振り返ってみたいと思います。
RubyWorld Conferenceとは
島根県松江市で毎年行われている、Rubyのカンファレンスで、2日間で延べ1000人程度が参加するカンファレンスです。(https://2018.rubyworld-conf.org/)
毎年10〜15件程度の発表の公募があり、採択されると15分・もしくは30分の発表枠をもらえます。私もmruby/cを教育に適用したという発表ネタがあったため、発表申し込みをしたところ、採択されたため島根まで発表に行ってきました。
発表内容&資料
先日ちょうど資料が公開されたということで、リンク貼っておきます。
資料: https://2018.rubyworld-conf.org/files/B-3-2.pdf
発表: https://youtu.be/l3aEMQe9BmA
概要としては、中高生にプログラミングを教える教材として、安価なArduinoデバイスにmruby/cを乗っけてirbでインタラクティブに機器制御できたら、これ教育的には結構イケてるんじゃない?という旨の話をしてきました。個人的な感想としては、Cが書ける組込エンジニアの人はmruby/cを渡されてもどう使ってよいのか悩ましい、というお話を聞いたのですが、Cがメイン言語でないWeb開発者からしてみると、rubyで組込機器が制御できるというのは魅力的ですし、Webエンジニアが組込機器を制御するなら、それは当然自分の得意なWebの領域に絡めて何か作るだろうと思うので、そこに何かこれまでに無いアイデアが出てくる余地があるんじゃないかなぁ、と思っています。
発表の時にリポジトリも公開しまして、今はmruby/cのバージョンアップが行われた時に、ちゃんと動くかどうかを確認するための個人用の開発リポジトリとなってますが、何かmruby/cの発展に寄与できるといいなぁと思っています。
今回の記事では、あまり内部に踏み込んだ話は行いませんが、もしリクエストがあれば別の記事でmruby/cの話を書きますので、コメントしてください。
おまけ: mrubycKaigi #1
今回島根県で発表することが決まった後、RubyKaigi 2018でmruby/cの発表をされていた、羽角さんからのお声掛けで、RubyWorld Conference前日にmrubycKaigi#1をやろうというお話があり、参加してきました。
内容としては、mruby/c開発者の東さんによるmruby/c開発背景の話、九工大のmruby研究者である田中先生による、今後の動向のお話、羽角さんによる組み込み開発あるあるLT、@kishimaさんによる技術書典5でmruby/cの同人誌を書いた話などのお話を聞きました。私も発表資料のネタバレにならない程度に、開発したデバイスの動作デモをやりました。
こちらも、次回開催時に自分のアップデートをお話できるように、色々やっていきたいですね。
明日の担当
明日は最近Jestにハマっているらしい@tronperidotの担当です。