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もうすぐ一年を迎えるスクラム活動を振り返る

@KimiChangと申します。
今年11月で入社して1年を迎えました。
アルバイト事業部にエンジニアで入社し、一ヶ月ほど前からスクラムマスターをしています。

Livesense Advent Calendar 2020 18日目では
もうすぐ1周年を迎えるアルバイト事業のスクラム活動の振り返っていこうと思います。

なぜスクラムが始まったのか

アルバイト事業部にスクラムが導入されたのが去年の1月頃でした。
導入した経緯として開発チームの改編がありそれに伴うものでした。
簡単に言うと事業部の中にあった複数の開発チームを一つにまとめる必要がありました。
その中で働き方のFWとしてスクラムを使っていくことになりました。

立ち上げ時には他部署のスクラム経験者に協力してもらい
各スクラムイベントでフィードバックをもらいながら滑り出して行きました。

当時はまだCOVID-19が猛威を振るっていなかったこともあり大きな会議室で集まって話していたことを覚えています。

壁にぶち当たる

最初期ということもあり色々な問題が出てきました。
一部抜粋すると

  • 差込タスクが発生したけどどうすればいいの?
  • ポイント見積もりに参加するメンバーは適切?
  • チケットを直前に知るので見積もりが難しい

などなど

問題が出てくること自体は改善点の多さとポジティブに捉えることもできますが
何よりも問題なのは、自分も含めスクラムメンバー全員がスクラムに対しての理解度が低かったことでした。

例えば、当時はPOもポイント見積もりに参加していたのですが基本的に開発メンバーのみでOKでした。
こういった初歩的なことも指摘されるまでは気付きませんでした。

課題の解消に向けて

誰もスクラムわからん問題を改善するために輪読会を行いました。
良書は沢山ありますが、今回はエッセンシャルスクラムをチョイスしました。
輪読会の目的は大きく分けて以下の二つでした。

  • 個々のスクラム対する理解度を上げる
  • スクラム改善をする中で一つの共通の認識を持つ

スクラム改善をするためにはまず、スクラム誰もわからん問題を解消しないといけなかったですし
意外と多いスクラムの用語が言語の壁みたいに立ち塞がるとその改善も難しそうなのでそれも合わせて解消していきました。

毎週3章前後読み進め、3ヶ月ほどで読了しました。
事前に資料を作成、各個人発表して議論をする形式でした。
十人十色の意見があり白熱することも多々ありました。

最終的には今日までやってきた我々の活動とエッセンシャルスクラムで学んだ基本とされる原則を比べることで
原則を鵜呑みにするでもなく、当てずっぽうの改善するでもない良い状態を作れたと思っています。

改善後の姿

ここの理解度が高まったことで改善行為そのものが活性化しました。

大きな改善の一つとしてグルーミングが追加されました。
・施策の概要
・今後の動き
などを話し合う時間が設けられ、今まで以上に施策に関われたりプランナーと話す時間が増えました。

また各施策について開発陣で確認する時間を設けることで作業量の把握を事前に行えるようになり
ポイント見積もり時に混乱することが減りました。

また、エッセンシャルスクラムに登場したポートフォリオプランニングを参考にし
チーム全体に事業部の方針を話すスクラムイベントがQ毎に設けられました。

スクラムは変わり続ける

しばらく改善を続けて安定を感じる時期もありました。
ですが、エッセンシャルスクラムにある通り、スクラムの改善に終わりはありません。

  • スクラム理解度のばらつき
  • 上流から施策へ関われる環境
  • 受託開発感の解消
  • スクラム原理主義化してしまう懸念
  • 今後のスクラムの到着点

まだまだ課題は山積みです。

一方で各個人の改善意識の高まりは間違いなく感じました。

  • グルーミングの追加
  • ポートフォリオプランニングの追加
  • 各ロールの役割定義

その甲斐もありこういった改善が生まれ、アルバイト事業部のスクラムの基礎が出来上がりました。
まさしく今年のスクラム活動は今後の挑戦を支えるための基礎が出来上がった年でした。

スクラムマスターとして何をしていくか

最後に個人的な話を少し。
最初に書いたように最近スクラムマスターになったのですがスクラムマスターの重要な役割として
「スクラムチームの成長を促す」
というものがあると思います。
責務を果たすべく今以上に知識の吸収に努めようと思いますが、一方で盲目的にスクラムを信仰せず常にスクラムが適切なのかは考えていきたいです。

以上で終わりです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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