背景
社会人になって,パワーポイントで資料を作るようになったが,
作る資料は進捗報告や日報の作成のみで,アニメーションや画面切り替えをするスライドを作る機会や場面が少なくなってしまった.
代表的な画面切り替えとして,フェード(じんわりと変わる)やプッシュ(フリップのような奴)などがあるが,変形という特殊なものがある.
一般的な画面切り替えは,スライド全体に変更を加えてスライドを進めるのに対して
変形は,文字や図形に変更を加えてスライドを進める.
昔軽く使っていたものの,このままだと忘れそうなので備忘録として残しておく.
今回使用するPowerPointのバージョンは,
Microsoft® PowerPoint® for Microsoft 365のバージョン2311である.
買い切りのPowerPointやバージョン違いだと機能が無い可能性がある.
画面切り替えについて
画面切り替えは1枚目から2枚目に遷移する際のエフェクトである.
そのため,設定するためには最低2枚のスライドが必要になる.
また設定する対象は,遷移後のスライドであることに注意.
(2枚目に設定すると,1~2枚目で発動,5枚目に設定すると,4~5枚目で発動)
画面切り替えの「変形」とは
画面切り替えの前後のスライドで同じオブジェクトがある場合に,
前のスライドのオブジェクトを移動・変形させて次のスライドに移動させる画面切り替えである.
文章では伝えずらいので見たほうが早い.
1枚目と2枚目のスライドのオブジェクトで共通しているのは円のみである.
変形の画面切り替えを実行してみると,共通している円がスライドして2枚目のスライドでそのまま利用されるような表示になる.
共通部分ではないオブジェクト (gifでいうとテキストボックスや四角・三角の図形)は,必ずフェードで遷移するようになる.
変形の画面切り替えにおける「効果のオプション」では,
移動させるものを指定することができる.(gifはオブジェクトを指定)
オブジェクトが一番厳しく,単語, 文字 の順番で条件が緩くなる.
効果のオプション比較
実用例
部分引用
会社の説明会とかで,会社のスローガンが何かの頭文字をとった何かとかよくある.
動画編集せずに,こんな感じで「ここからもってきましたよ」っていう表現を作れたりする.
図の一部を説明
環境図などデカい全体像の図を説明するとき文字サイズを小さくしたり困る時が多い.
そんな時はいっそ,2つのスライドを分けてしまえばよい.
2つのスライドをつながっているように見せることで,「全体部のうちここを説明してる」がスライドデザインだけで表現できる.
泡の部分は応用で作ってみた.
小さい泡を早く動かしたいのであれば,動く幅が大きくなるように他のオブジェクトよりも縦長で作成する.すると,大きい泡と速度が変わり奥行き感のようなモノが出る.
(本当の遠近法だと大きい泡を早く動かすんですけどね...)
まとめ
PowerPointの画面の切り替え機能のうち変換で遊んでみた.
機能としてはなかなか派手なので,日常使いできるものではないが,
遊び心が沸いたり,それが許される時に全力を出してみようと思う.