概要
ヒートシンクやファンの効力がどの程度なのかが知りたく、
ヒートシンク有り無し、ヒートシンク+ファン有りの3種でそれぞれ温度を計測しました。
その時の温度推移などを共有できればと思います。
計測環境
項目 | 説明 |
---|---|
ラズベリーパイ | Raspberry Pi2 Model B |
ヒートシンク | W30 × D30 × H20 (mm) アルミ製 |
ファン | USB-TOY80BK |
室温 | 29℃くらい |
計測を行った際に使用したソースコードはこちらになります。
内容は各コアに負荷加える処理と定期的(1秒毎)にCPU温度を取得する処理となっています。
このコードをラズパイで動かすには以下の手順で環境が整うかと思います。
apt-get install -y gcc git
cd /usr/local
git clone https://github.com/Ki4mTaria/test_temperature_raspi.git
chmod 755 -R /usr/local/test_temperature_raspi/tool/
### start test ###
# 各コアのCPU利用率を100%にする
/usr/local/test_temperature_raspi/tool/start_load.sh
# 1秒ずつCPU温度を取得する
/usr/local/test_temperature_raspi/tool/start_monitor.sh
計測結果
負荷なし
特に重い処理をしない状態の時は以下の温度でした。
パターン | 計測結果 |
---|---|
ヒートシンク無し | 39℃ |
ヒートシンク有り | 34℃ |
ヒートシンク有り+ファン | 33℃ |
負荷あり
CPUに負荷を加えて各コアを100%の状態にして10分間程様子を見ました。
いづれの場合も負荷をかけて1秒もしないうちに一気に5度くらい上昇しました。
その後もじわじわ上昇し10分後に以下の温度で落ち着きました。
パターン | 計測結果 |
---|---|
ヒートシンク無し | 58℃ |
ヒートシンク有り | 47℃ |
ヒートシンク有り + ファン | 43℃ |
温度推移
負荷10分
10分間負荷を加えた際の温度推移は以下となりました。
ヒートシンク+ファンの場合43℃くらいまでは上昇しましたが
それ以上は上がらずそのまま維持しました。
負荷1時間
(途中)
グラフはまだです。。
長く負荷を加えるとヒートシンク有り(ファンは無し)でもじわじわと温度が上がっていき
ヒートシンク無しの温度(58℃)に近づいてきました。
(適当な)結論
ヒートシンク + ファンでやった方が良いかもしれません。
が、ファンは中々うるさいですよ。