GPTのAPI利用について
ChatGPTは、GPTにWebUIを付けた仕組みを指します。このWebUI部を除いたGPTそのものを利用する仕組みがOpenAI APIです。OpenAIを支援しているMicrosoftからは、課金体制でAzure OpenAI APIも使えます。
API利用のメリット
- WebAPIで利用でき、さまざまなツールからGPTへの問い合わせが可能
- 問合せ内容やその結果が、GPTの学習に使われない(情報漏洩に強い)
- 非常に安価で使うことができる
個人や業務の中で使う分であればWebUIでも問題ありません。
しかし、業務効率化や自動化の中で、GPTの恩恵を受ける場合、どうしてもシステムから実行したいケースが出てきます。その場合、このOpenAI APIを利用することで、実現ができます。
RPAやクラウドフロー等からWebUIを介することなく、API経由で問合せをすることで、エンドユーザがわざわざプロントエンジニアリングをしなくとも、知らず知らずのうちにGPTの恩恵を受けることができるようになります。
OpenAI API KEYの作り方
OpenAI APIを使うには、アカウントとAPI Keyが必要になります。
アカウントは、誰が使うのか(誰がAPI利用料の支払いをするのか)に紐づきます。
API Keyは、複数作ることができます。作るだけであれば無料ですので、個人的にはシステム毎であったり、プロジェクト毎に作成することオススメします。
API Keyが漏れてしまうと、他人がGPTを使いたい放題になってしまいます(無断使用料が請求されてしまいます)。よって、API Keyが漏れたことを想定したリスク対策が必要で、システム毎やプロジェクト毎にAPI Keyを使うことでリスク対策になります。
実際のアカウントの作成とAPI Keyの作成は、こちらの記事を参考にしてください。
チャージの仕方
アカウントを新規に作成すると、US5$分程度が自動でチャージされます(この分は課金対象外です)。
ですので、まずはこの自動付与されたチャージでOpen AI APIを試すことができます。
そして、APIを使用する毎にこのチャージが減っていき、チャージ分が無くなってしまうと、APIが利用できなくなってしまいます。
そのため、事前にチャージをする必要があり、そのための手順がメモしてあります。
OpenAI APIは便利なツール
OpenAI APIは、非常の性能の良いGPT-4やGPT-4o、GPT-o1などが安価に使えるサービスです。特に、GPT-4o-miniは、トップクラスの性能ながら、GPT-3.5よりも安価な価格設定となっております。