はじめに
本記事はIwaken Lab.アドベントカレンダーの12日目の記事になります。
だーらさんによる前日の記事「CTO/エンジニアリングマネージャー 1年目の軌跡」についてもぜひ一読して頂けると幸いです!
サンプル
以下はスマホとQuest3でマルチプレイを行い、オブジェクトを動かしている様子です。
これは8thwall社のMetaversal deploymentという仕組みと、Shared ARという機能を組み合わせることで実装できます。以下でそれぞれについて説明していきます。
Metaversal deploymentとは
Metaversal deploymentとは8thwall社が提供している仕組みで、これにより8thwallを使って作ったARアプリはPCやMeta Questなど様々なデバイスで動かすことが出来ます。
これはデフォルトの仕組みなので何か設定をしたり、コーディングをする必要はありません。
以下はその例で、一番左のスマホのARアプリがPCやMeta Quest2でも体験できるようになっています。
また、ARアプリをMeta Quest3などで動かすとカラーパススルーを使うことが出来るので、スマホでのARと同じような体験ができます。
Shared ARとは
Shared ARとは8thwallが提供している機能で、ARオブジェクトを複数のプレイヤーで共有できる機能です。これによりマルチプレイ可能なARアプリを作ることが出来ます。
また、Metaversal deploymentの仕組みにより、Shared ARの機能があるARアプリもPCやMeta Questで体験できるようになります。
そのため、スマホとスマホ間のマルチプレイだけではなく、スマホとPC間、PCとMeta Quest間など様々なデバイス間でマルチプレイのARができるようになります。
つまり
Shared ARによってARアプリでマルチプレイ機能を実装し、Metaversal deploymentによってそのアプリがスマホだけでなくPCやMeta Questなどでもできるようになったため、スマホとQuest3のマルチプレイ出来るようになったということです。
注意点
Shared ARでは各々が座標系を持ってしまい、全体で共通なオブジェクトを置けないので注意しましょう。(相対座標しか使えず、絶対座標が使えない。)
おわりに
次は、@wappaboyさんの記事になります。ぜひご期待ください!
(2023/12/13 追記)
以下の記事です!