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Azure VM で Windows 11 に備える

Last updated at Posted at 2021-06-26

先日 Microsoft から新しい Windows クライアント Windows 11 が発表されました!
PV も格好良くてすごいワクワクさせられました!!
今年中にはリリース予定らしいですが、Insider Program では来週から使えるみたいなので、今回は Windows 11 に備えて環境を構築します。

#Windows 11 の要件
Windows 11 にアップグレードするためには様々な要件を満たす必要があります。

ここに必要な要件が記載されています。今回は特に以下の 4つの要件を Azure VM でクリアすることにフォーカスしてみます。

  • プロセッサ:1 ギガヘルツ (GHz) 以上で 2 コア以上の64 ビット互換プロセッサまたは System on a Chip (SoC)
  • RAM:4 ギガバイト (GB)
  • システム ファームウェア:UEFI、セキュア ブート対応
  • TPM:トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0

#プロセッサと RAM
Windows 11 でサポート予定のプロセッサ情報は以下のサイトで確認できます

(IntelやAMDだけじゃなくてQualcommもサポートされるんですね!!)
Azure では プロセッサと RAM はセットになってサイズという概念で考えます。

こちらの公式ドキュメントを見ると Azure の仮想マシンで使われるプロセッサと RAM を確認できます。今回使う仮想マシンのサイズは Standard_D2as_v4 を使うことにしました、

#システム ファームウェア と TPM
これをクリアするためには第2世代の仮想マシンが必要です。Azure での第1世代の仮想マシンと第2世代の仮想マシンの違いはここを見てください。

Azure の 第2世代の仮想マシンでトラステッド起動 (プレビュー) を有効化にするとセキュアブートと vTPM(TPM2.0 仕様に準拠) が使えます。
ここで、トラステッド起動 (プレビュー) って何ぞやとなったのでここを見てみました。
利用可能なリージョンやOSなどの制限もこのページで確認できます。
(日本語ページだと情報が古かったようなので英語ページのリンクにしています)

トラステッド起動 (プレビュー) を使うとセキュリティを向上させる機能が有効化されるようです。その中にセキュアブートとvTPMが含まれています。
ということなので、第2世代の仮想マシンでトラステッド起動 (プレビュー) を使うとシステム ファームウェア と TPM の条件をクリアできそうです。

#仮想マシンの作成
トラステッド起動 (プレビュー) を有効化するには専用の Azure Portal から作成する必要があります。(2021年6月時点)
リンクと手順は以下の公式ドキュメントに書かれています。

下記の画像でハイライトしたところに注意をしてパラメータを設定します。

[基本] タブ
スクリーンショット 2021-06-26 131231.png
※なぜか Windows 10 21H1 ではトラステッド起動 (プレビュー) が使えなかったので 20H2 のイメージを選択しています

[詳細] タブ
スクリーンショット 2021-06-26 132058.png

#Windows 11 の互換性チェック
作成した仮想マシンに Microsoft が提供している Windows 11 互換性チェックを使ってみます。ダウンロードは以下のサイトから可能です。

スクリーンショット 2021-06-26 133924.png

実際に互換性チェックをすると "This PC can run Windows 11" と書かれていて、条件をクリアできたことが確認できました!

スクリーンショット 2021-06-26 134513.png

#まとめ
今回は Windows 11 の要件に対応した 仮想マシンを Azure 上に立ててみました。
ただ、公式で Azure 上で Windows 11 が動くとアナウンスされているかどうかは未確認(しないとも言っていない)なので、その点は今後も要確認です。

あと忘れずに Insider Program に登録をして Windows 11 を待ちましょう!

(追記箇所)
Insider Program の登録にはまったので追記します。
Insider Program の登録画面に行くと「オプションの診断データ」を取るように設定をしろと言われます。画面のスクショを忘れました。。。
画面に表示されているリンクに従って [設定アプリ] > [プライバシー] > [診断 & フィードバック] で設定変更をしようとするとグレーアウトしていて選択ができなくなってます。
ここではまったんですが、レジストリを変更することで修正できました。
レジストリの項目は以下を参考にしてください。

11.png

これで無事に Insider Program の登録ができたので Windows 11 をどんどん触ってみたいと思います

(追記)
6/28
互換性チェックのアプリのダウンロードリンクを修正

6/30
Insider Program の登録について追記しました。

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