はじめに
新型コロナの影響や、新しい働き方に対応するため、リモートワーク環境で勤務されている方も多いかと思います。
家や外出先で仕事をする機会が増えるにつれデータの持ち出しやセキュリティ対策の観点から、VDIやクラウド型のデスクトップを採用する企業も増えてきています。
この記事では、アリババクラウドの日本国内のデータセンターを通じてクラウドデスクトップを利用する手順をご紹介します。
こちらの手順はクライアント側の手順となり、管理者側の手順は別の記事をご覧ください。
一通目のメール
管理者側でクライアントユーザー作成した際に登録したメールアドレスに、「Instructions on Using Alibaba Cloud Elastic Desktop Service」というタイトルで、以下の内容を含むメールが届きます。
- Workspace ID
- User Name
- Initial password
- Desktop Name
- Desktop ID
また、メールにあるクライアントアプリケーションのダウンロード先も記載されいているので、環境にあわせてクライアントアプリケーションをダウンロード、インストールをしてください。
対応しているクライアントOSは以下となります。
- Windows client (Windows 10 64-bit)
- Windows client (Windows 7 64-bit)
- Mac client (macOS 10.15 or later)
- Mac client (macOS 10.13 and macOS 10.14)
- iOS client (iOS 9 or later is recommended)
- Android client (Android 10 or later is recommended)
二通目のメール
クラウド側でデスクトップの設定が完了すると、「Notice:YouHaveBeenAssignedaCloudDesktop」というタイトルで、以下の様なメールが届きます。
このメールの受信以降、クライアントアプリを立ち上げ、ログインする以下のステップに進んでください。
クライアントアプリのインストール
Mac版ですが、ダウンロードしたファイルを開くと、この様なフォルダが表示されますので、Alibaba Cloud Workspaceアイコンを、右側のApplicationsにDrag&Dropしてください。
Workspaceへのログイン
クライアントアプリを立ち上げると、いきなり中国語の画面が出ますが、右上から表示言語を変更できます。
2022年1月時点で英語と簡体字中国語に対応しています。
左側に、一通目のメールで届いたWorkspace IDと +dir以下の数字を入力します。
クラウド上で構築されたネットワーク経由でアクセスが必要な場合には、「Use VPC Tunnel」にチェックを入れます。
次にUsernameとPasswordを入れる画面に移りますので、一通目のメールに記載されたUserNameとpasswordを入力します。
その直後、パスワードの更新を求められますので、新しいパスワードを入力してください。
パスワードは10文字以上で、英語(大文字・小文字)、数字、記号が含まれる必要があります。
ログインが成功すると、以下の様なクラウドデスクトップを起動するための画面が表示されます。
- Connect:を押すとデスクトップに接続。
- Stop:仮想PCを終了
- Restart:仮想PCを再起動
Connectボタンを押すと、Alibaba Cloud Desktop Viewerというアプリケーションが立ち上がり、デスクトップが表示されます。
画面中央上部のタブをクリックすると、強制終了、設定、接続終了のメニューが表示されます。