この記事では、EDAS 3.0のリリースと、ユーザーが効率的で安定したクラウドネイティブシステムをどのように構築するかについて述べています。
Aliwareより
"マイクロサービス技術 "と "分散データベース "を活用しています。これらの技術は、企業がシステムのパフォーマンスを向上させ、スケーラビリティを高めるのに役立ちますが、一方で複雑さや技術的な敷居も高くなります。アリババクラウドがこれらのインターネットアプリケーションをより効率的かつ低コストで構築するのにどのように役立つのかが気になりますね" - HotwindのITディレクター 周磊著
これは多くの企業に共通する質問です。アリババクラウドの技術を利用した場合、ビジネスモデルはシンプルになるのか、それとも複雑になるのでしょうか。
アプサラカンファレンス2020でEDAS3.0を発表
アプサラカンファレンスのメインフォーラムで、アリババのパートナーであり、アリババクラウドインテリジェンスのインフラストラクチャ製品BUのゼネラルマネージャーでもある江江偉氏は、「PaaSレベルでは、常にオープンソースの技術を採用し、タイムリー性の点でコミュニティ版との互換性を保っています。サービスガバナンスやアプリケーション監視などのエンタープライズ機能については、企業がインターネットベースのアプリケーションを構築する際の敷居を下げるために、安定した成熟した製品を提供しています。例えば、エンタープライズ分散アプリケーションサービス（EDAS）3.0はその代表的な製品です。」と述べています。
企業がインターネットアプリケーションをクラウド上に構築する場合、通常、次のような問題が発生します。
- 分散システムのキャパシティをどのようにして決定するのか？
- システムに問題が発生した場合、どのようにして迅速に問題を発見し、診断することができるか？
この3つの問題を念頭に置いて、EDAS 3.0のクラウドネイティブアーキテクチャが、スロットリングの問題や、障害によるトランザクション成功率の低下という問題を、実際のシナリオでどのように解決しているのかを見てみましょう。
4つのコアバリューと機能を企業が実現するための支援を行ってきました。まず、EDAS 3.0のクラウドネイティブアーキテクチャは、ビジュアルリソースプランニングを実装しています。PTS（Performance Testing Service）を利用して、ビジネスキャパシティの可視化を実現しています。次に、レベル２のコンテナ弾性リソースを実装しています。ASKサービスを通じて、基盤となるコンテナの高速な弾力性を提供し、突然のトラフィックピークに対応するために数千のポッドを数秒でスケールアップする能力を可能にします。第三に、自動化されたシステム保護とトラフィック制御を実装し、予期せぬトラフィックアクセスに対抗します。第四に、統合された障害ストレステストドリルを実装しています。統合アプリケーション管理には、クラウドネイティブのアプリケーションプラットフォームであるEDAS 3.0を使用し、アプリケーションの弾力性、サービスガバナンス、監視、診断、高可用性などの機能を提供しています。
HSFからDubboとSpring Cloudの完全対応まで
インターネットの問題はインターネットベースのアーキテクチャで解決すべきです。
2016年1月、アリババクラウドは正式に「EDAS」を発表し、中国で初めて商用利用できる大規模なエンタープライズレベルの分散型アプリケーションサービスとなりました。EDASは、アリババの大規模なインターネット電子商取引システムの成果です。EDASには10年の運用保守経験が蓄積されており、アプリケーションの作成からアプリケーションの展開・拡張まで、多数の運用保守ツールを搭載しています。大規模インターネットアプリケーションの公開・運用を総合的に管理することができ、サーバー負荷やアプリケーションサービスのメトリクスに基づいた自動スケーリングをサポートします。また、シノペックのeコマース事業「EPEC」の90日での立ち上げを支援しました。10ヶ月間の試験運用を経て、EPECの総売上高は70億元を超えました。「EPEC」の分散サービスフレームワークは、アリババで最も広く使われているミドルウェア製品であるHSF（Horizontal Scale Friendly）によって開発されています。
2018年11月、EDASは大幅にバージョンアップされました。新バージョンでは、主流のマイクロサービスフレームワークのネイティブサポートが強化され、Spring CloudやDubboのユーザーコードを侵入せずにEDASに移行できるようになりました。開発者のアクセス閾値を下げ、エクスペリエンスを向上させ、効率的なR&DとO&Mシステムを構築します。マイクロサービスアプリケーションのホスティング、マイクロサービスガバナンス、監視・アラートなど、エンタープライズレベルの機能を楽しむことができます。また、依存関係の追加や構成の変更によるアプリケーション診断を楽しむことができ、コード侵入ゼロを実現することができます。例えば、DubboやSpring Cloudはマイクロサービスフレームワークの主流です。これらのフレームワークをEDASに移行する前に、ZooKeeperやEureka、Consulなどのコンポーネントを構築して保守する必要があります。これでは、アプリケーションを安定して稼働させるためのトレース分析、レートリミッティング、劣化が不足しており、深層開発にリソースを投資する必要があります。これらのフレームワークをEDASに移行した後は、トラッキング機能やスロットリング機能を無償で利用でき、リソースの可視化を実現することで、ハードウェア投資やO&Mコストを削減することができます。
未来志向ですべてをクラウドネイティブに
クラウドネイティブ技術は、ソフトウェアの開発と提供のプロセスを大きく変えましたが、企業にとっては敷居が高くなりました。アプリケーション中心のEDASは、この敷居を下げました。
2020年5月にはEDAS 3.0がリリースされ、クラウドネイティブ技術システムを完全にサポートしています。EDAS 3.0では、マイクロサービスのガバナンス、Kubernetesクラスタの取り込みと管理、統合された監視と制御、他のAlibaba Cloud Infrastructure製品の統合経験がアップグレードされました。例えば、Alibaba Cloud Microservice Open-Source Teamが開発したJava Agent技術は、過去5年間にSpring CloudとDubboがリリースしたすべてのバージョンを、侵入や1行のコード変更なしに完全にサポートすることができます。この技術は、カナリアリリース、外れ値除去、サービス認証、障害のないオフライン、スロットリングと劣化、フルリンクトラフィック制御など、マイクロサービスのガバナンス機能のフルセットを使用しています。Kubernetesクラスタホスティングサービスに加えて、EDAS 3.0は、ワンクリックマルチAZ高可用性デプロイ、アプリケーションリリースバージョン管理、リリース変更トラッキング、アプリケーション層メカニズムの弾力性などのフルプロセス制御機能を提供します。Alibaba Cloudのコンテナクラスタをより効率的に管理することができ、コンテナ技術を利用するための敷居を下げることができます。
将来に向けて、EDAS 3.0は、より多くのお客様がクラウドネイティブなシステムを構築し、効率的かつ安定的に要件を製品の実装へと変換することを支援します。
Apsara Conference 2020のリプレイはこちらのリンクからご覧ください。
本ブログは英語版からの翻訳です。オリジナルはこちらからご確認いただけます。一部機械翻訳を使用しております。翻訳の間違いがありましたら、ご指摘いただけると幸いです。
アリババクラウドは日本に２つのデータセンターを有し、世界で60を超えるアベラビリティーゾーンを有するアジア太平洋地域No.1(2019ガートナー)のクラウドインフラ事業者です。
アリババクラウドの詳細は、こちらからご覧ください。
アリババクラウドジャパン公式ページ