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【マネジメント】社内で評価されるエンジニアの4つの必須条件

Last updated at Posted at 2021-06-22

はじめに

この記事はエンジニアとして会社に所属している方向けの記事です。組織で働く際には評価はつきものです。もちろん評価が全てでは無いですが、せっかく会社で仕事をするのであれば周りからの評価も得られるような働き方が出来れば良いですよね。

今回は「社内で評価されるエンジニアの4つの必須条件」というテーマでお話をしたいと思います。

今回は突出した評価を得る条件というよりは、会社という組織で評価を得るための必須条件に近い観点で記載しています。

社内で評価されるエンジニアの4つの必須条件

目次

会社の方向性と合致していること

大前提に近い話かもしれないですが、会社がエンジニアを雇用しているのは会社が目指すものを一緒に創っていくためです。

  • 売上をとにかく伸ばしていきたい
    • 売上に直結する思考を持ち開発が出来るエンジニア
  • コストを抑えて利益を上げたい
    • コスト意識や効率化の意識が高いエンジニア
  • エンジニア文化を組織に根付かせたい
    • コミュニケーション能力が高く発信力や巻き込み力のあるエンジニア
  • 新規事業を立ち上げたい
    • 不確定要素が多い中で開発を推進出来るエンジニア

などなど創っていくものは、会社の文化やその時々の状況によって様々です。
極端な話、売上を大きく伸ばしたい時に、コストを抑えて利益率を改善しても評価はされにくいのです。

まずここを理解するということが大切なので、会社の情報をインプットしたり、わからない部分は上司に確認をとるなどをすると良いと思います。

そして「会社の方向性」と「自分自身の方向性」の重なる点を見つけられるとベストだと思います。
どちらかだけだと大変なので。

コミュニケーション能力があること

これはさきほどの話にも通じるのですが、自分が会社や顧客から何を求められているのか、どういうアウトプットが必要なのが、自分自身の中に閉じて考えていると難しいことが多いと思います。必要に応じて人に聞く力、またそれを外部に伝えることが出来る力があるエンジニアは周りからの信頼も高く、必要とされるエンジニアになれるはずです。

社内のコミュニケーションで意識すること

  • 認識の齟齬を出来る限り防ぐこと
    • わからないことはわかるまで聞く
    • 自分の考えは相手に伝える
  • 知らないことを隠さない
    • 知ってる風を装わない
    • 知らないことを聞くことで、自分以外の知らない人も知る機会を得られると思っておく
  • オープンであること
    • 検討段階、考え中のことも出来る限り共有する
    • そうすることで着地の精度も上がるし、着地に対する周囲の納得感が高まる

+αの意識を持っていること

個人的に、今まで見てきた中で大きく分かれる部分がこの意識の有無です。

例えば以下の2人のエンジニアを比較して、あなたが経営者ならどちらが自社の社員として必要と思うでしょうか?

Aさん

  • 依頼した仕事、開発は100%に近い精度できっちり実現をしてくれる
  • 要件以外への提案、意見はほぼ無い

Bさん

  • 依頼した仕事、開発は100%とまではいかないがまあまあ高い精度で実現してくれる
  • 要件以外にも改善提案を度々行ってくれる

これはもしかしたら意見が分かれる部分かもしれませんが、会社の社員として必要な人はBさんだと思います。
もちろんAさんのように要件を100%実現することは素晴らしい能力ではありますし、場合によってAさんの方が高い評価を受けることもあると思います。

しかし、Aさんのアウトプットについてはアウトソースなどの代替手段で賄うことが可能です。(そんな素晴らしい発注先がすぐに見つかるかは一旦置いておきます)

社員として会社に必要な人はBさんのように**「アウトソースでは賄えない何か」**を価値提供出来ている人だと思います。
その価値提供を意識して仕事を進めているエンジニアは会社という組織の中で評価は自ずと高くなってきます。

評価は他者がするものという理解があること

会社という組織の中での自分の評価を自分自身で決めることはまず無いと思います。
必ず上司などがその人を評価します。中には同僚や部下からの評価も含めた360度評価という制度もあります。

他者が評価するということは、他者から見たあなたが評価対象になるということです。

なので以下のようなものは評価対象になり得ません。

  • 周りは知らないけど実はこんなスキルや知識を持っている
  • 開発スピードに自信を持っているが相対的に社内では早くない

また総じて自己評価と他者評価にはギャップが生まれやすいものです。

自分の強みと思っている部分が他者から見ると強みになっていない。
逆に自分が弱みと感じている部分が他者から見ると実は評価されている部分だった。
などなどが良く起こります。

これを防ぐためには

  • 日々のアウトプットや自己開示を行い自分自身を理解してもらう
  • 周り(特に上司)からFBをもらい客観的な意見を理解しておく

周りにどんどんアピールすることは必要無いですが、評価は他者がするものという前提を理解したうえで、適切な行動をとることが必要です。

最後に

今回は社内評価という観点で話をさせていただきましたが、もちろん評価が全てでは無いですし、評価など気にせずに仕事をすることも選択肢としてもちろん良いと思います。
ただ、適切な評価を受られることは良いことですし、評価する側にとっても周りの人達にとってもハッピーなことだと思います。
せっかく会社という組織で働くのであれば評価する側、される側が適切に評価出来る状態に近づけると良いですね。

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