はじめに
こちらのキャンペーンにある以下について、自身の経験をもとにうまく連携やコミュニケーションをするための「想像力」をキーワードにしてまとめてみたいと思います。
- エンジニアとビジネス間、PdMとEM間のギャップ改善をトライしてみた
これまでやってきたお仕事
- ツールアプリの新規事業責任者(3年ほど)
- 全体3名の少人数チームでスタート
- 私(責任者+PdMの役割)、エンジニア1名、デザイナー1名
- ゲームアプリのマーケティングマネージャー(5年ほど)
- 組織全体としてはビジネスサイド20名、エンジニア5名、デザイナー5名ほど
- 会社経営(4年ほど)
- 組織全体としては40名弱
- エンジニア、デザイナー、ビジネスメンバー
職能間連携で想像力を働かせよう
目次
職能間連携での想像力とは?
まず職能間連携とは?
職能、いわゆる職務を遂行する能力が異なるメンバー同士での連携のことを指します。
簡単に言うとエンジニア×ビジネスだったり営業×デザイナーでの連携になります。
異なるスキルや役割を持った人同士が仕事やモノづくりにおいて連携することです。
よくある話で会社の部門間の連携、例えば営業部門と開発部門(よく対立の話が出ますが)などとは少し違い、今回は組織間の仕組み的な話よりも、より個人にフォーカスした人対人の話になります。
では、職能間連携における想像とは具体的に何なのか?
それは 「相手が何を考えて、何をするのかを想像すること」 だと思います。
例えば、ビジネス側のメンバーが契約してきた案件をエンジニアに依頼するとします。
その際に
ビジネス側のメンバーは「これからエンジニアが何を考え何をするのか」
エンジニア側のメンバーは「ビジネスが何を考えて何をして契約を獲ってきたのか」
を想像してみることです。
想像力を働かせることのメリット
私の経験上、想像力を働かせることによる一番のメリットは
相手にとって適切な情報を伝えられるようになるということです。
例えばtoB向けのサービスで、開発面でのインシデントが起こった際
エンジニアから営業に対して何かしらの情報共有を実施すると思います。
その際に、例えばこういう想像をしてみるのをおすすめします。
- 本件に対して営業担当からお客様に伝える必要がある情報は何だろうか
- これから営業担当はどういう時間軸や優先度でお客様対応を進めるだろうか
このようなことを意識して想像することで相手にとって必要な情報を伝えることに役立つと思います。
逆に相手のことを全く想像せずに開発視点だけでのコミュニケーションをとった場合は以下が発生します。
- 営業視点での必要な情報を聞かれるのでコミュニケーションがひと手間増える
- 何度も繰り返すとお互い「こっちの事をわかっていない」という意識が芽生えてくる
当たり前ですが事前に完全に相手が欲しい情報を想像するのは不可能だと思いますが、想像をして近い範囲のコミュニケーションをとることが大切だと思います。
想像力を身につける方法
仕事における想像力は経験や知識によって身につけていくものだと思います。
実際にこれまでやってみて効果があると感じた取り組みは以下のようなものがあります。
- 異なる職種から異なる職種のメンバーに対しての勉強会を実施する
- 例えばデザインに関する勉強会をエンジニア向けに開催をする
- 商談に同席をする
- 営業メンバーの商談に開発部門のメンバーが同席をする
- 議事録や日報など自部署以外のものを読む
- しっかり読み込まなくてもざっと目を通す習慣をつけるだけでも効果があると思います
- 提供している事業やサービスの数値を把握しておく
- 今何が伸びて何が課題になっているのか。状況を把握しておく
- 日々のインプットの幅を広げてみる
- 自分の興味関心の範囲の情報は自然に入ってくるので、それ以外のものに目を触れる習慣をつける
最後に
これを読んで頂いたみなさんが、想像力を働かせることで生産性や社内でのコミュニケーションの向上に繋がれば幸いです。