はじめに
みなさん普段アウトプットしていますか?
よくエンジニア業界ではアウトプットを勧められると思います。
今回は比較的アウトプットをたくさんしている方々と普段から接点がある自分から見て「アウトプットの良さ」をまとめてみたいと思います。
※本記事で扱う「アウトプット」とは、身につけた知識・スキル・経験などを、世の中に発信したり、誰かに話したり伝えたりすることとします。
アウトプットはなぜ良いのか?
目次
①学んだことを定着させられる
新しいことを学んでいるときに、その知識の理解度や定着度はどのように判断すると良いでしょうか。
私が思う1つの物差しは 「自分の言葉で人に伝えられること」 です。
まだ理解度が低い際にはうまく人に伝えることは出来ないですが、理解度が高い状態の場合は自分の言葉で人に説明できる、という経験をした人は多いかと思います。
そのためにも、普段学んだことを少しずつ人に話したり、記事にまとめて発信したりすることで学んだことの定着や理解度の向上に役立つと思います。
特に記事として投稿する際は「情報が間違っていないか」「この説明は合っているか」と多少不安になりながら書くことも多いと思います。それが知識の定着にとても役立つはずです。
みなさんの周りにいる、学んだことをすぐ人に話したり、記事にまとめて発信している方は学んだことの定着が早い人が多いのではないでしょうか。
②テキストで人に伝える能力が向上する
記事の発信などテキストで人になにかを伝えることって難しいですよね。
どういう言葉や単語を選ぶのか、全体の記事のテンションはどういうものが適切なのか、発信する内容に間違った情報が本当に無いかなど考えることがたくさんあります。
現在の社会では一昔に比べて圧倒的にテキストでのコミュニケーションが増えています。
テキストで人になにかを伝える能力は 現代社会では必須のスキル と言えます。
記事などで発信をすることでこのスキルは必ず鍛えられていきます。
またエンジニアであれば日々の開発の中でも、具体的にはプルリクエストの書き方などもこの能力が役に立ってきます。
日々発信をしている人や人への伝え方が上手い人はこういうテキストを作る能力も上手なはずです。
③インプットの質が上がる
日々アウトプットをしている人は常にネタを探しています。
普段ニュースやSNSや書籍などからどういう情報を得るかの感度が高いです。
また一度自身で発信したことのある内容についてはさらに感度が高まります。
例えばですが、
「テストの効率化」という内容の記事を発信したとします。
そうするとその後に、職場やネットや人からテスト関連の情報が出た際に必ず意識をするようになります。
世の中情報過多で普段は勝手に情報の取捨選択をしているのですが、 自分が発信したことがある内容は必ず気になる のでキャッチアップの漏れが無くなります。
なので、自分が学びたい領域や興味のある分野に関しては、学びながら発信をしてみることをオススメします。
④様々な機会を引き寄せる
アウトプットを継続していると様々な機会を引き寄せることがあります。
例えばあるイベントやLTの登壇者として声がかかることもありますし、企業からお誘いがあるかもしれません。
また非常に有益なアウトプットを継続している方は書籍の執筆などの機会も発生します。
またそこまでの機会でなくても、社内で「あの記事見ましたよ」と声をかけられたり、勉強会などで初対面なのに記事を通して知っていただいていたり。そういう場面はいくつか見かけることがあるので 人と人の繋がりのきっかけ になっていることも多いと思います。
⑤誰かの役に立てる
ものすごくたくさんの人にとって有益なアウトプットは誰から見ても素晴らしいと思います。
一方で、あまり多くの人に役に立た無さそうなアウトプットや、すごく初歩的な内容のものは意味があるのだろうか、と言う方もいます。
しかし、もし初歩的な内容で何かに躓いてそれを解決した話があったとすると、 世の中には同じ状況の人が必ずいるはずです。
また、この先同じところで躓く誰かは必ず現れてきます。
そのような人たちにとってそのアウトプットは非常にありがたいものであるはずです。
最後に
今回はアウトプットの良さについてまとめてみました。
この中で「確かに」と思う部分がもしあれば、ぜひ小さなアウトプットから意識をしてはじめてもらえると嬉しく思います。