開発ベンダに開発を依頼し、その後リリース前に差分をチェックするということをやっています。 複数案件一度にリリースすることもあるので、複数人で差分をチェックすることもあります。
そんなとき、私は pgdf を使って差分を抽出して、他の人に確認を依頼します。
環境
- Python 3.10
差分の抽出
ここでは差分の例示のために、1ファイルtext.txt
を持つリポジトリを作成しました。
次のようなGitのLogになるよう変更を行いました。
* b579d39 (HEAD -> main) change lines
* d943a53 add 2 lines
* 1e5de18 add one line
* fc12d8b initial
最新の2つのコミットについて差分を抽出してみます。
次のコマンドを実行すると、 Excelファイルが生成され、 "diff_d943a53..b579d39.xlsx was generated." と出力されます。
$ pgdf d943a53 b579d39
ここで次のコマンドを実行してExcelを見てみましょう。
$ open diff_d943a53..b579d39.xlsx
出力されるシートは2つです。
Summary
git diff --stat
の結果がまとめられています。
Diff
git diff
と、 変更箇所についての git blame
, git log --format=%s
の結果がまとめられています。
この右側の列に、チェックした人がマークを記入していけば、全てチェックされているのか確認できます。
補足
- コミットハッシュをブランチに変えれば、ブランチとの差分を出力できます。
- 特定のファイルの差分のみを見たければ、
pgdf revision_1 revision_2 file_path
のように実行します。 ワイルドカードも使えます。