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「世界一流エンジニアの思考法」から得た学びについて

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はじめに

本記事のターゲット

  • 「世界一流エンジニアの思考法」をまだ読んだことない方
  • 「世界一流エンジニアの思考法」の要点を簡潔に知りたい方
  • 「世界一流エンジニアの思考法」をざっくり復習したい方
  • 「世界一流エンジニアの思考法」を購入しようか悩んでる方

書籍紹介

世界一流エンジニアの思考法
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概要

米マイクロソフトで現役ソフトウェアシニアエンジニアの牛尾剛氏が最前線で活躍する一流エンジニアから学んだ思考法(マインドセット)を紹介する書籍です.

目次


第1章:世界一流のエンジニアは何が違うのか?

世界一流のエンジニアとの違い

  • 試行錯誤は「悪」であるという考え方
  • 「理解」には時間がかかること

試行錯誤は「悪」であるという考え方

私は,最初呼んだ時,試行錯誤は「悪」という文言を見て,驚きました.(誰もが,あらゆるログを見て,それから試行錯誤をするものだと思ってた.)
しかし,読み続けると,むやみやたらに試行錯誤をするのがいけないと感じました.
ここでは,手を動かす前に,複数の 仮説 を立てるのが大切であると述べています.その後,一流のエンジニアは,それらの仮説を検証する行動をとります.

「理解」には時間がかかること

まず,本書における「理解」とは以下の通りです.

「理解」の定義

  • その構造をつかんで,人に説明できること
  • いつでもどこでも即座に取り出してつかえること
  • 知見を踏まえて応用が利くこと

生産性の高いエンジニアは,この 「理解」 に時間をかけるそうです.
現代,生成AIの普及により,ChatGPTなどのサービスを利用して,プロジェクトのソフトウェア部分を構築している人が多いと思う.(ここ,特に大学生においては,数年でそのような風潮が流行ってきた気がする)
コードの意図や動作だけでなく, その背後に潜むアーキテクチャ をしっかり読むこむことが大切だと学びました.(私自身,コードの意図だけを読んでいた節はある)
以上のことを実践することで,生成AIに操作されているエンジニアではなく,自分で複雑な技術を自在にコントロールできるエンジニアなると感じた.

第2章:アメリカで見つけたマインドセット

一流のエンジニアのマインドセットはどのようなものなのか?

「Be Lazy」(怠惰であれ):より少ない時間で価値を最大化するという考え方

そのマインドセットを達成するための習慣の中に, 「優先順位をつける」 というものがある.
最初見た時,優先順位をつけるというのは,よくあるTodoリストを作成して,今日するものを優先順位をつけるものではないかと予想した.しかし,それは間違っていた!!
海外のメンバーは,「最初の1個をピックアップして,その一つにフォーカスする」という感覚です.

これからは,優先順位の付け方を最初の1個ピックアップして,それを終わったら,次のタスクに移ることを実行したいと思う.

また,タスクを決めてやるのではなく,時間を固定して,時間から逆算して,やるタスク数を決めることが重要です.あれもこれもすべきという考え方だと,だらだらしてしまうので, タスク数を決め,その時間内に価値を最大化する行動をとる.

第3章:情報整理・記憶術

仕事の難易度別に考えることで脳の使い方のアプローチがクリアになる.

仕事の難易度

  • レベル1:調べずに即座に実装できるもの
  • レベル2:問題の解決方法はわかるが,具体的な方法を忘れているため,調べる必要があるもの
  • レベル3:自分は解法を知らないが,スパイクソリューション(課題把握のための大まかなプログラム)をしたらできそうなもの
  • レベル4:自分だけでは解決できないorものすごく時間がかかるもの

「理解」の話と関連することだが,技術を理解し,理解した情報の整理をして,レベル1の状態にすると,長い目で見た際の生産性が向上する.

第4章:コミュニケーションの極意

印象に残ったものを紹介する.

最初から全部説明せず,「情報量を減らす」コミュニケーションの仕方が重要.
付加的な情報は聞かれてから説明する.

あれもこれも事前に準備して,一度に伝えようとよくするが,聞く側からすると一度に理解することは非常に難しいことをこの章から改めて学んだ.そのため,これからは,「情報量を減らす」コミュニケーション を心がけたい.

第5章:生産性を高めるチームビルディング

近年,「サーバントリーダーシップ」 と呼ばれるタイプのマネジメントが主流になっている.
従来型は,「コマンドアンドコントロール」であり,リーダーが部下に指示を出し,部下の状況を把握,確認し,管理する.
一方で,サーバントリーダーシップの場合は,リーダーは,ビジョンとKPIを示すが,どのように動くかはチームが主体的に考えて意思決定する.

サーバントリーダーシップでは,チームの各メンバの考えが尊重されているような印象を受けました.
また,海外では,「仕事は楽しむもの」というカルチャーが存在する.そのため,メンバーたちが幸せに働けるかを重視する.今は学生のため,先ほどのマネジメントの話は,現実に昇華することは厳しいかもしれないが,「仕事は楽しむもの」という考えを持って,就活をしたいと思う.

第6章:仕事と人生の質を高める生活習慣術

タイムボックス制を導入する(例えば,労働時間を9時から18時に決めてしまう)
まだ,学生であるため,研究室にいる時間に対して,タイムボックス制を導入すると,次の日以降のやる気もわいてくる気がする.これまでは,夜遅くまでいて,健康的な生活ではなかったが,タイムボックス制を導入すると,非常に健康的な生活を送れている気がする.

脳の酷使をやめる三つの工夫
-瞑想をする
-ディスプレイから意識的に離れる
-しっかり睡眠時間をとる

この三つの工夫も取り入れることで,前までの生活とは,非常に異なる.この本のおかげで,生活習慣ががらっと変化した.

第7章:AI時代をどう生き残るか?

AIに仕事がとられることをは,に思うことよりも,時流に惑わされず,専門性を追求する姿勢 こそが一番大切だと筆者は考えており,その通りだと思った.AIの性能がよりよくなっていくにつれて,メディアでは,AIの進化と共になくなる仕事を列挙するが,そのことを考えて,行動しないより,仕事をAIにとられないように,専門性を高めたり,今目の前の仕事に熱中することが大切なのではないかを思う.(学生がそんなことを言うのはおこがましい気がするが...)

おわりに

各章のまとめと私自身の学びを紹介しましたが,いかがでしたでしょうか.
最後まで読んでいただいた読者の皆様には感謝しかありません.
この記事を参考に,この本をとってみるのはいかがでしょうか.
少しでも良いと思ったら,いいねボタンを押していただけると幸いです.

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