はじめに
正直なところ、Revitアドイン開発を始めるまでの道のりはなかなか険しいです。
私も完全な初心者で、最初はわからないことだらけでした。
しかし、数か月間試行錯誤を繰り返しながら取り組んだ結果、基本的なアドインを作成できるレベルになりました。
この記事では、私がつまずいたポイントと、その乗り越え方をまとめてみました。
1. 公式ドキュメントは情報が多いものの、初心者にはわかりにくい
Autodeskの公式ドキュメントは情報量が多く、頼りになると思いがちですが、実際はとても難解です。
断片的な情報が多く、「どう使うのか」が分かりにくい部分も正直多いです。
また日本語の情報も限られているため、環境構築の段階でつまずく人が多いと感じます。
私の突破法
- 公式ドキュメントだけに頼らず、Chatgptに聞いたり、ブログ、フォーラムの情報も積極的に活用しました。
- 小さくても動くコードを書いて動作を確認し、実際に手を動かして覚えました。
- 成功したことは備忘録としてQiitaへ公開しました。
2. C#と.NETの壁
Revitアドインは主にC#で開発しますが、プログラミング初心者には大きな壁です。
環境構築で戸惑い、コードの意味がわからず苦労することも多いです。
私の突破法
- 完璧を目指さず、理解できるところから少しずつ学びました。
- 他人のサンプルコードをただコピーするのではなく、コメントをつけて自分用に理解を深めました。
3. 動かない・エラー多発問題
作成したアドインが動作しない、Revitがクラッシュするなど、初心者がよく直面する問題です。
特に細かい設定や環境依存のトラブルは大きな壁となります。
私の突破法
- エラーメッセージを素直に検索し、複数の情報源を確認しました。
- 一度に多くを変えず、少しずつ動作確認しながら進めました。
4. 情報が少なく孤立しやすい環境
国内のRevitアドイン開発情報はまだ限られているため、情報収集に苦労することが多いです。
孤立して挫折する方もいるかもしれません。
私の突破法
- QiitaやGitHubで自分の学びや成果を発信し、仲間を増やす取り組みをしました。
- 海外のフォーラムやDiscordも活用して情報の幅を広げました。
5. AIは便利ですが万能ではない
最近はChatGPTなどのAIツールに頼る方も増えていますが、AIが出すコードがすべて正しいわけではありません。
そのまま使うのは危険なので、自分で理解しチェックすることが大切です。
私の突破法
- AIは参考程度に利用し、自分でコードの意味を理解しながら修正しています。
おわりに
この記事を読んで「難しそう」と感じるかもしれませんが、挑戦する価値は十分にあります。
私自身、ゼロから数か月で基本的なアドインを作成できるようになり、日々スキルアップを実感しています。
これから始める方は、まず小さな成功体験を積み重ねることを目標にしてください。
この文章が少しでも皆さまの助けになれば幸いです。