23
14

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

ReactのNextjsでViteを使って開発をしたい

Last updated at Posted at 2023-03-07

Next.jsとViteとは

Next.jsは、Reactアプリケーションをサポートするフルスタックフレームワークであり、サーバーサイドレンダリング、静的サイト生成、ルーティング、データフェッチなどの機能を提供します。一方、Viteは、フロントエンドビルドツールであり、高速な開発サーバー、モジュールバンドラー、Hot Module Replacementなどの機能を提供します。Viteは、プロジェクトのビルド時間を短縮し、開発体験を改善するために設計されています。

Next.jsでViteを使用する方法

Next.jsでViteを使用するには、2つの方法があります。1つは、開発時にViteを使用することで、もう1つは、Next.jsのビルドシステムをViteに置き換えることです。

  • 開発時にViteを使用する場合は、Next.jsのWebpack構成をカスタマイズし、Viteを起動するためのエントリーポイントとして使用します。次のような手順で、ViteをNext.jsプロジェクトに追加することができます。
    • npm install vite を実行して、Viteをインストールします。
    • Next.jsの設定ファイルである next.config.js ファイルを作成します。
    • next.config.jsファイルに、Viteのエントリーポイントとして使用するファイルを指定します。
    • npm run dev を実行して、Viteの開発サーバーを起動します。
  • Next.jsのビルドシステムをViteに置き換える場合は、Viteのビルドプラグインを使用することができます。ビルドプラグインは、Next.jsのビルドシステムの一部を置き換えるため、ビルドプロセスを高速化することができます。ビルドプラグインを使用する場合、Viteは、Next.jsのビルドシステムとの互換性を維持するために、同じWebpack構成を使用します。

Next.jsでViteを使用する際の注意点

Next.jsのAPIルート機能は、Viteの開発サーバーと同じポートで公開する必要があります。これにより、CORSの問題を回避することができます。
Viteを使用する場合、ファイルシステムの変更を検知するために、プロジェクトのファイル構造を調

Next.jsとViteの環境を作ってみる

Next.jsはReactアプリケーションを作成するためのフレームワークであり、Viteは高速でシンプルなフロントエンドビルドツールです。Next.jsとViteを組み合わせることで、開発効率を向上させることができます。以下は、Next.jsでViteを使用する方法です。

1.Next.jsプロジェクトの作成

最初に、Next.jsプロジェクトを作成する必要があります。次のコマンドを使用して、Next.jsプロジェクトを作成します。

npx create-next-app my-app
cd my-app

2.Viteの設定

Viteを使用するために、Next.jsプロジェクトにViteをインストールする必要があります。次のコマンドを使用して、Viteをインストールします。

npm install --save-dev vite

Viteの設定ファイルを作成する必要があります。プロジェクトのルートディレクトリに、vite.config.jsファイルを作成し、以下のコードを追加します。

const { resolve } = require('path')

module.exports = {
  webpack(config) {
    config.resolve.alias['~'] = resolve(__dirname, 'src')
    return config
  },
}

この設定は、Webpackの設定を変更するものであり、Next.jsのエントリーファイルとしてViteを使用するために、プロジェクトのエイリアスを追加しています。

3.Viteの実行

Viteを実行するには、次のコマンドを使用します。

npx vite

これにより、開発サーバーが起動し、Viteを使用してNext.jsアプリケーションをビルドすることができます。

以上の手順により、Next.jsでViteを使用することができます。注意点として、Viteを使用することでNext.jsの機能の一部が制限される場合があります。特に、Next.jsのサーバーサイドレンダリングとAPIルートの機能は使用できません。したがって、Viteを使用する場合は、この制限に注意してください。

Next.jsでViteを使用するためのより詳細な情報

1.Viteを使用する場合のメリット

Viteは、WebpackやParcelなどの従来のビルドツールよりも高速で軽量であるため、開発者にとってメリットがあります。Viteは、ビルドによる再起動が不要であるため、ファイルの変更を検出し、必要な部分のみ再ビルドします。また、Viteは、開発中のアプリケーションのパフォーマンスを向上させるため、Hot Module Replacementをサポートしています。

2.Next.jsでViteを使用する場合の制限事項

Next.jsは、サーバーサイドレンダリングやAPIルートなどの機能があり、これらの機能を使用する場合、Viteが制限されることがあります。特に、Viteは、Node.js上で実行されないため、サーバーサイドレンダリング機能を使用することができません。また、Viteは、開発環境に限定されるため、ビルドプロセスをカスタマイズすることができません。

3.Next.jsとViteを組み合わせた開発のヒント

Next.jsとViteを組み合わせる場合、以下の開発のヒントに従うことをお勧めします。

  • Viteは、開発環境でのみ使用することをお勧めします。プロダクション環境では、Next.jsが提供するビルド機能を使用することをお勧めします。
  • Viteを使用する場合、React Fast Refreshを有効にすることをお勧めします。これにより、ファイルの変更がすぐに反映されるため、開発効率が向上します。
  • カスタムWebpack構成を使用する場合、Viteとの互換性に注意してください。Viteは、Next.jsが提供するWebpack構成に依存しています。
  • Next.jsのAPIルート機能を使用する場合、Viteの開発サーバーと同じポートでAPIルートを公開する必要があります。これにより、CORSの問題を回避することができます。

以上が、Next.jsでViteを使用するための情報です。注意点を理解し、適切に使用することで、開発効率を向上させることができます。

23
14
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
23
14

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?