VR機器側で設定したルームスケールを超えての移動や、立位モードでシーン内での連続的な移動をしたい場合の移動方法を考えて作ってみたものが溜まってきたのでまとめた。
結局は視点を安定させて移動することが大切だという当たり前の結論になった。
※画像クリックで動作中の動画に飛べます
Wiiボードを使って重心を使っての移動
Wiiボードをコントローラーに、重心方向に移動するものを最初に作った。
360度すべての方向に移動するもの、スケボーのように左右に動き、前後で曲がる角度の決まるものの2種類を作った。
360度全ての方向に移動するようにすると視点が安定しないため、酔いが激しい。
スケボーと同じように左右でで曲がる角度、前後で進む方向を決めるようにし、視点全体がスケボーと一緒に動くようにした。
こちらは友人数人に体験してもらい、感想を聞いた。実物のスケボーのように台が傾くことがないため違和感を感じたり、倒れかけたりしていた。
椅子に座り、Viveコントローラーを使った移動
上記二つから視点が安定することを大前提に、安定する体勢で移動を実装できたらよいと考えたため、イスに座って移動できるものを作った。
左手のコントローラーのトリガーを引くとコントローラーの向きに進む。
こちらも友人数人に体験してもらい、感想を聞いた。
操作系が直感的だったのかVR体験を初めてした人でも動き回ることが出来ていた。
酔いも感じていないようだったが、壁にぶつかった際に急停止すると酔うとのことであった。
まとめ
- 視点を安定させることが重要(ちなみにOculusのガイドラインにも書いてある)
- 重心での移動は現実的なフィードバックが出せないと転倒の危険性がある
- やっぱり座っていると安定する