#楽して金持ちになりたいんじゃ!
そう思ってMetaTraderに手を出しました。EAという自動取引システムに心惹かれて。楽して稼ごうと思ったらそうなりますよね ←
とりあえずMQL5プログラムマーケットやYouTubeやブログで配っているものを眺めてみましたが__「そんなに儲かるなら他人に教えずこっそり稼げばえぇやん」__というものばかりで、アフィリエイト目的やサロンという名の情弱を相手にした毎月金を巻き上げるシステムの宣伝ばかりでした ←言い方
さて、どうしよう。
そうだ、自分で作ろう。
こうなりますよね?
#とりあえずやること
プログラムの知識も当然必要ですが、まずはMetaTrader 5をインストールして動かさないと話が始まりません。
インストーラは公式サイトからダウンロードしても良いのですが、テストに使用したいデモ口座が追加できなかったので、Titan FXのものを使用しました。
ちなみに
実際の取引に使用する口座を開設する場合はTariTali(タリタリ)を通してキャッシュバックを狙うのも良さそうですね。でも口座開設はある程度目処がついてからやりましょうね。リアルマネーでテストするなんて無謀デスヨ?
インストール出来たら、ツール→MetaQuotes 言語エディタ(またはF4キー押下)でエディタを開きましょう。
あとは煮るなり焼くなり、と言いたいところですが、ファイル→新規作成でMQLウイザードを開いてエキスパートアドバイザを作ってみましょう。
上から2番目の(自動生成)を選び、次の画面でファイル名を入力、さらに次の画面で使ってみたいシグナルプロパティ(注文を出すきっかけ)を追加していきます(今回は試しにRSI(Relative Strength Index)を使ってみます)。
さらに次の画面で、トレーリングプロパティ(決済するきっかけ)を追加していきます(今回はParabolic SAR)。
資金管理プロパティはいじらずそのまま完了ボタンを押せばEAの完成です。早速テストしてみましょう。画面上部の水色の丸に緑色の矢印が乗っかっているボタンをポチっと押します。ストラテジーテストの画面になったら適当に設定して(←)結果を楽しみに待ちます。今回のテスト内容はこちら。銘柄はポンド・ドル、期間はM5(5分足)、1年数ヶ月分の取引データで試します。
__50万円__あったデモ口座の残高がこちらになります。
╭( ・ㅂ・)و わーい、8割減...
#ここからが本題(ようやく)
何が起きていたのかを履歴で振り返りましょう。画面の上側がチャート、下側が取引結果です。
9:12に売り注文を出しています(画面上側の赤い下向きの矢印、画面下側の青く反転している行)。10:17に決済しています(画面上側の青い上向きの矢印、注文と赤い点線で結ばれている)。
どうして注文・決済に至ったか。
シグナルプロパティで「RSI」を選びました。RSIの値が70を超えました。自動取引プログラムは「売り」と判断しました。
トレーリングプロパティで「Parabolic SAR」を選びました。潮目が変わったと判断して決済しました。
ものすごく大雑把に書きましたが、ようは「条件に当てはまる場合に何かをする」ということです。そのきっかけをどんどん追加・修正していくのです。たとえばパラメータを調整する、たとえば別のシグナルと組み合わせる、たとえば条件文を修正する...泥沼...溺れないように気をつけましょう。
#ただし
簡単に儲かると思わないことです。相手は世界中に居ます。年収数千万のトレーダーだったり、しかも工学博士だったり、めちゃくちゃデータ解析と予想が正確で「え?なんでそこで売り注文出した?」っていう方法で攻めてくる天才だったりしちゃいます。もう一度言います、簡単に儲かると思わないで先に進んでください。
この段階でMetaTraderを動かすためのVPSを契約してしまった人、リアル口座を開設&入金してワクワクしてしまっている人、悪いことは言いません。解約できるものはさっさとして、金が残っているならとっとと引き出しておきましょう。
次回はMQL5について書き残す予定です。いつになるかはわかりませんが。