もう3年も前のことなんですね、appleが「今後のmacOS ServerにはメールサーバやWebサーバの機能は組み込みませんので」と発表したのは。
「これは困ったことになる」と思いIMAPが使えるレンタルメールサーバを探したわけですが、帯に短したすきに長しという感じでしたし、macOS Serverも問題なく動いていたので「こんなもんか」と放置していましたが。
今年に入り何度かメールサーバが詰まっているような気がして重い腰を上げてみたところ、迷惑メールフィルタのバージョンが古すぎてファイルがダウンロード出来ず警告を受けてはまたダウンロードしに行きというループに陥ってしまっていたため、機能を外して迷惑メールを受け入れるか別のメールサーバに乗り換えるかの選択を迫られる事態に。
「これではいかん」という気持ちと、固定IPを維持するためのプロバイダ費用と自宅サーバに使う電気代をレンタルサーバに使えばいいんでしょと思い、すぐにWebARENAのレンタルサーバーSuiteXを契約して移行しました。
####契約してよかった点
- 電気代もUPSもプロバイダ契約も、たまに調子が悪くなってメンテナンスする手間も省けて楽
- ユーザの追加や管理がブラウザで出来るので、いちいち本体の前に立つなりリモート接続なりしなくて済む←結構重要
####契約して「ん?」と思った点
- SSL証明書を購入して反映させようとしたけど、メールサーバには使えなかった。というかメール送受信用に無料SSLを用意してあった
- しかし暗号化接続をする場合には独自ドメインは使用できず、所属サーバ名(*.etius.jp)でのみ接続可であった
####契約して「これはアカン」と思った点
- macOS Serverを使い続けていた最大の理由である、iOS標準のメールアプリで常時プッシュ通知がされなくなってかなり不便
- 充電中&Wi-Fi接続中であれば疑似プッシュ通知状態になるけど、四六時中充電してるわけでもないし外出時はほぼその状態にならないし
###ということで
iOS標準のメールアプリで常時プッシュ通知の恩恵にあずかるために、Z-push環境を導入しようということになりました。
ただこれ、ファイルをWebサーバのどこかに設置して設定ファイルをいじればOKというものではないようで、WebARENAのSuiteXでは動かせず別途VPSの契約が必要になってしまうんですよね。
ということで、次回はVPS契約〜設置編になると思います。いつになるかわかりませんが。