Pythonのwhile
ループについての学習まとめ
1. while
ループとは?
while
ループは、条件がTrue
の間、特定の処理を繰り返し実行するために使用されます。
基本構文
while 条件:
実行する処理
-
条件
:- 繰り返し処理を実行する条件を指定します。この条件が
False
になるとループが終了します。
- 繰り返し処理を実行する条件を指定します。この条件が
2. while
ループの使用例
例1: 0から9までの数値を出力
count = 0
while count < 10:
print(count)
count += 1
出力
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
3. 無限ループとbreak
・continue
の活用
無限ループ
条件をTrue
にすると無限ループを作成できます。無限ループを制御するために、break
やcontinue
を使用します。
例2: 年齢入力の例
以下のコードは、ユーザーから年齢を入力させ、正しい値が入力されるまで繰り返します。
while True:
age = int(input("あなたは何歳ですか?"))
if not 0 <= age < 120:
print("入力された値は正しくありません")
continue # 次のループへスキップ
else:
print(f"あなたは{age}です")
break # ループを終了
動作解説
- 年齢が
0
以上120
未満でない場合、エラーメッセージを表示してcontinue
します(次のループを開始)。 - 正しい年齢が入力されると、ループを終了します。
4. 実践練習: カジノゲームの選択
以下のコードは、年齢制限を確認し、入場可能な場合にゲームを選択させるプログラムです。
age = int(input("何歳ですか?"))
limit_age = 18
casino_game = """好きなゲームを選択してください
1: ルーレット
2: ブラックジャック
3: ポーカー"""
if age >= limit_age:
print("どうぞお入りください")
while True:
game = input(casino_game)
if game == "1":
print("あなたはルーレットを選びました")
break
if game == "2":
print("あなたはブラックジャックを選びました")
break
if game == "3":
print("あなたはポーカーを選びました")
break
else:
print("1~3を選んでください")
continue
else:
print("あなたは入場できません")
動作解説
- 入力された年齢が制限(
18
歳以上)を満たしているか確認。 - 年齢が条件を満たしていれば、ゲームの選択画面を表示。
- 入力が適切でない場合は、
continue
で再入力を促します。
5. ポイント
-
while
ループ:- 条件が
True
の間、ループ処理を続けます。 - 無限ループを作成したい場合、条件を
True
にする。
- 条件が
-
break
:- ループを終了します。
- 条件を満たした際にループから抜けたい場合に使用。
-
continue
:- 現在のループ処理をスキップして次のループへ進みます。
-
注意点:
- 無限ループが発生しないよう、
break
で終了条件を設定すること。 - ユーザー入力を使用する場合、入力値が期待通りであるか検証すること。
- 無限ループが発生しないよう、
まとめ
-
while
ループは、条件がTrue
の間、処理を繰り返します。 - 無限ループには
break
とcontinue
を組み合わせることで安全に制御できます。 - 実際のプログラムでは、ループの終了条件を慎重に設計することが重要です。