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よく使うLinuxコマンドまとめ【基礎編】

Last updated at Posted at 2018-08-29

#yum 依存関係を含めてRPMパッケージを管理する
※RPM:Redhat Package Manager、パッケージを管理するシステム
使い方)
・yum [オプション][コマンド][パッケージ名]
例) 
・yum -y install test
 →「test」という名前のパッケージをインストールする。問い合わせがあれば全て「yes」で答える。

#ls ディレクトリの内容を表示する
使い方)
・ls [オプション]
例)
・ls -a
 →今いるディレクトリの内容を、「.」で始まるファイルも含めて、表示する。

#pwd 作業ディレクトリのパスを表示する
使い方)
・pwd [オプション]
例)
・pwd -P
 →シンボリックリンク(Windowsでいうショートカット)をたどってパスを表示する。

#mkdir ディレクトリを作成する
使い方)
・mkdir [オプション] ディレクトリ名
例)
・mkdir -p test1/sample1
 →親ディレクトリ「test1」がなければ作成した上で、ディレクトリ「sample1」を作成する。

cp ファイルやディレクトリをコピーする

使い方)
・cp [オプション] コピー元ファイル名 コピー先ファイル名
・cp [オプション] コピー元ファイル名1 コピー元ファイル名2… コピー先ディレクトリ名
例)
・cp -i sample1 sample2 test1/test2
 →sample1とsample2を、ディレクトリtest1/test2にコピーする。同名のファイルがある場合は確認メッセージを表示する。

#mv ファイルやディレクトリの、名前を変更する/移動する
使い方)
・mv [オプション] 移動するもの 移動先ディレクトリ
・mv [オプション] ファイル名/ディレクトリ名 変更後の名前
例)
・mv -i test1.txt tesuto1.txt
 →ファイル「test1.txt」を「tesuto1.txt」に名前変更する。同名ファイルがある場合は確認メッセージを表示する。

・mv -f test.txt sample1/
 →ファイル「test1.txt」をディレクトリ「sample1」へ移動する。同名ファイルがある場合は確認せず上書きする。

#rm ファイル/ディレクトリを削除する
使い方)
・rm [オプション] ファイル名/ディレクトリ名…
例)
・rm -i test1.txt test2.txt
 →ファイル「test1.txt」「test2.txt」を削除する。削除前に確認メッセージを表示する。

#chown ファイル所有権やグループ所有権を変更する
使い方)
・chown [オプション] [ユーザー名[:[グループ名]]] ファイル名/ディレクトリ名
例)
・chown -R apple:fruits /var/www/
 →「/var/www/」以下すべてのディレクトリとファイルの、ユーザー所有権を「apple」、グループ所有権を「fruits」に変更する。

#chmod ファイルやディレクトリのアクセス権限を変更する
使い方)
・chmod [オプション] 権限 ファイル名/ディレクトリ名
例)
・chmod -R 400 test.txt
 →ファイル「test.txt」を、自分以外読めないようにする。

#※アクセス権限について

記号 数値 権限
r 4 読み込み可能
w 2 書き込み可能
x 1 実行可能
- 0 権限なし

アクセス権限を設定する場合、所有者・所有グループ・その他、の順で設定する。
たとえば「chmod 400 test.txt」の場合は
所有者    → 4 → 書き込み可能
所有グループ → 0 → 権限なし
その他    → 0 → 権限なし
=>自分のみ読み込み可能

r / w / x は、lsコマンドで権限を表示させたときの表示形式
(厳密には違うかもしれませんが、ひとまずその理解でいいかと。)
例)
「rwxr-xr--」

所有者 所有グループ その他
rwx r-x r--
4+2+1 4+0+1 4+0+0
=7 =5 =4
754 → 
所有者:    読み・書き・実行
所有グループ: 読み・実行
その他:    読み

#ps プロセス状況を表示する
使い方)
・ps [オプション]
例)
・ps r
→実行中のプロセスのみ表示する

#top プロセス状況をリアルタイムで表示する
使い方)
・top [オプション]
例)
・top -d 5
→プロセス状況を、更新間隔5秒で表示し続ける。(デフォルトは3秒)
#※psとtopの違い
psはコマンド実行時点のプロセス状況を表示するが、topはリアルタイムで表示し続ける。

#df ファイルシステムの使用状況を容量で表示する
※ファイルシステム:記憶装置に保存されたデータを管理し、操作するための機能。
 これがないと保存ができなかったり、保存済みファイルの場所を特定できなかったりする。

使い方)
・df [オプション] [パーティション…]
例)
・df -h
→ファイルシステムの使用状況を、単位をつけて表示する。

※パーティション:メモリに設ける「しきり」。
 WindowsでいうCドライブ / Dドライブの区切りのようなもの。

#du ファイルのディスク使用量を表示する
使い方)
・du [オプション] ファイル名…
例)
・du -h /var/www/
 →/var/www/以下すべてのディスク使用量を、単位をつけて表示する。

#vi エディタ
コマンドモード:vi起動時のモード
   ↓↑
「i」↓↑「esc」
   ↓↑
インサートモード:文字を入力する。

カーソルの移動:
上:「k」
下:「j」
右:「l」
左:「h」

終了: 「:q」
保存せず終了:「:q!」
保存して終了:「:wq」

#touch 空ファイルを作成する / アクセス時刻を変更する
使い方)
・touch [オプション] ファイル名…
例)
・touch text.txt
→ファイル「text.txt」を作成する。
・touch -d "2018/1/1 00:00:00" text.txt
→ファイル「text.txt」のタイムスタンプを、「2018/1/1 00:00:00」に変更する

#less テキストファイルの内容を表示する
使い方)
・less [オプション] ファイル名
例)
・less -e text.txt
→ファイル「text.txt」の内容を表示する。ファイルの終わりまで表示した場合は終了する。

※コマンドモードでのキー
「q」→終了
「g」→ファイルの先頭へ進む
「G」→ファイルの末尾へ進む
「e」→1行進む。前に数字を入力するとその行数分進む。
「y」→1行戻る。前に数字を入力するとその行数分戻る。
「d」→半画面分進む。前に数字を入力するとその画面分進む。
「u」→半画面分戻る。前に数字を入力するとその画面分進戻る。

#tail ファイルの末尾を表示する / ファイルを追跡して表示する
使い方)
・tail [オプション名] [ファイル名]
例)
・tail -n 20 text.txt
 →ファイル「text.txt」の末尾20行を表示する。デフォルトは10行。
・tail -f text.txt
 →ファイル「text.txt」を監視し、ファイルに追記された内容を追跡して表示する。

#service 指定されたLinuxデーモンの起動・停止・ステータス確認を行う
デーモン:UNIX系OSで、常に待機して呼び出されれば処理を行うプログラムの総称。
使い方)
・service サービス名 [コマンド]
例)
・service mail start
 →「mail」という名前のデーモンを起動する。

#systemctl(CentOS7)
serviceコマンドとほぼ同じ。Cent0S 7 からは、serviceの代わりにsystemctlを使う。
[コマンド]とサービス名が反対になっている。

使い方)
・service [コマンド] サービス名
例)
・service stop mail
→「mail」という名前のデーモンを停止する。

#chkconfig サービスの自動起動を設定する
ラインレベル:Linuxの動作モード
使い方)
・chkconfig [オプション]
例)
・chkconfig --level 3 network off
 →「network」というサービスを、ランレベル3では起動しないようにする。

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