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無線LAN

Last updated at Posted at 2022-02-14
規格 周波数帯 最大通信速度 呼称名
IEEE802.11b 2.4GHz 11Mbps
IEEE802.11g 2.4GHz 54Mbps
IEEE802.11a 5GHz 54Mbps
IEEE802.11n 2.4GHz 600Mbps Wi-Fi4
IEEE802.11n 5GHz 600Mbps Wi-Fi4
IEEE802.11ac 5GHz 6.9Gbps Wi-Fi5
IEEE802.11ad(WiGig:ワイギグ) 60GHz 6.8Gbps
IEEE802.11ax 2.4GHz 9.6Gbps Wi-Fi6
IEEE802.11ax 5GHz 9.6Gbps Wi-Fi6

無線LANにおけるデータの暗号及びセキュリティ方式

用語 説明 セキュリティ強度
WEP:Wired Equivalent Privacy RC4と呼ばれる暗号化アルゴリズムを元にした共有鍵暗号方式で、IEEE 802.11で採用された。秘密鍵には40bitまたは128bitのデータを使用する。
WPA:Wi-Fi Protected Access Wi-Fi Allianceが2002年に制定したセキュリティシステムで、暗号化と認証の組み合わせ。暗号化プロトコルにはTKIPを使用。エンタープライズ(EAPを利用したID,パスワード認証を使用)、パーソナル(PSK ”Pre Shared Key, 事前共有鍵”による暗号化方式を使用)の2種類がある。
WPA2:Wi-Fi Protected Access2 Wi-Fi Allianceが2004年に制定したセキュリティシステム。AES暗号に対応し、WPAより堅牢なセキュリティ方式。WPAと同様にエンタープライズ及びパーソナルの2種類がある。
WPA3:Wi-Fi Protected Access3 Wi-Fi Allianceが2018年に制定したセキュリティーシステム。「KRACKs」と呼ばれる脆弱性を無効にするSAE(Simultaneous Authentication of Equals、同等性同時認証)ハンドシェイクによる防護や辞書攻撃・総当たり攻撃からの防護を実現したWPA2よりも強固なセキュリティー方式。WPA、WPA2と同様にエンタープライズ及びパーソナルの2種類がある。
IEEE802.11i IEEEが規定する無線LANにおけるセキュリティに関する規格。WPAは標準化が遅れた802.11iに先行してWi-Fi Allianceが策定した基準であり、その後標準化された802.11iの必須機能をサポートしたWPA2が策定された。
TKIP:Temporal Key Integrity Protocol パケット毎に暗号鍵を自動生成する暗号化プロトコル
AES:Advanced Encryption Standard 米商務省標準技術局(NIST)によって2001年に米国政府の標準暗号化技術として認定された方式。
CNSA:Commercial National Security Algorithm 米NSA(National Security Agency:国家安全保障局)が定めた暗号スイート。WPA3エンタープライズで採用されている。

アクセス制御の方法

用語 説明 セキュリティ強度
SSID:Service Set ID(ESSID (Extended SSID)もほぼ同義) 無線LANにおけるアクセスポイントの識別子(32文字)、グループ名。
ANY接続拒否機能 SSIDが空白または”any”が設定されているクライアントからの接続要求を拒否する機能
SSID隠蔽機能 ビーコン信号にSSIDを含めない機能
MACアドレスフィルタリング機能 送信元MACアドレスによる、アクセスポイントに対するクライアントのアクセスを制限する機能
IEEE 802.1x認証 RADIUSサーバーによるクライアント認証機能
認証・検疫システム ネットワークに設定したセキュリティポリシーにより、クライアントの隔離/治療を行うシステム
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