【Ansible】一連の処理をループ (loop_control)

ひとまとめの処理をループする

ことのはじまり

開発サーバに、開発環境を、開発ユーザ分だけ整える、というロールを構築する機会があったのですが、
ユーザごとに、一連の処理をループしたいな。。。
でもwith_itemsたくさん書くのもやだし、registerとか使うとごちゃごちゃになるなぁ。。。
とか、変に悩みました。
悩んだ結果、loop_controlという機能をつかうことで解決できました。

前提

• Ansible 2
• ベスト・プラクティスに倣い、roleを利用
• role名はuser_envとする。

方法

Playbookのrolesには、通常通りの指定でOKです。

user_env.yml

---
- hosts: dev
  become: True
  roles:
    - user_env

はい。いつも通りですね。
こうして、roles/user_env/tasks/main.ymlが、
tasksとして自動で読み込まれるわけですが、
この、roles/user_env/tasks/main.ymlが、ループの親となります。

roles/user_env/tasks/main.yml

---
- name: ユーザごとに一連の環境設定
  include: user_env.yml
  with_items:
    - name: user_1
    - name: user_2
  loop_control:
    loop_var: user

includeには、user_env.ymlが指定されています。
これで、単純なループと同様に、with_itemsの要素分だけincludeしたtasksが実行されます。

また、loop_control下に、loop_varをuserとして記述しています。
こうしておくことで、呼び出されたuser_env.ymlの内部で、ループの要素をuserとして展開できます。

roles/user_env/tasks/user_env.yml

- name: ユーザディレクトリがあるか確認
  command: ls -la chdir=/home/{{ user.name }}
  ignore_errors: True
  changed_when: False

まとめ

これで、何重にもループ処理が可能です。
やったぜ。