GitHubへのプッシュ時にfatal: remote origin already exists.と表示された場合の解決策

はじめに

こんにちは、かずやです。

この記事を読んでいるみなさんは、以下のエラーのせいでGitHubへリポジトリをpushできずお困りかと思います。

$ fatal: remote origin already exists.

本記事ではこのエラーの解決方法を順を追って紹介してまいります。

記事のとおりにコマンドを実行していけば、上記のエラーを解消しGitHubへpushできるはずです。

問題

fatal: remote origin already exists.と表示されてしまい、リポジトリをGitHubへpushできない

解決策

以下の3ステップでこのエラーを解消できます。

①originを削除する

fatal: remote origin already exists.は「すでにoriginが存在している」という意味です。

この状態を解消するためにgit remote rm originというコマンドを入力してoriginを一度削除してください。

$ git remote rm origin

②再度originを登録する

originを削除できたら再びoriginを登録してみましょう。

git remote add origin https://<GitHubアカウント名>/リポジトリ名/.git

今度はエラーが発生せずにコマンドが実行されるはずです。

③GitHubへpushする

ここまで来ればあとは簡単です。

GitHubへリポジトリをpushしましょう。

git push -u origin master

無事にGitHubへpushできました。

エラーの深掘り

そもそもgit remote add origin ~は何を実行しているのか、エラーの中身を深掘りしてみます。

結論から申し上げると、git remote add origin ~は.git/configファイルに[remote "origin"]を設定するコマンドだそうです。

実際に見てみましょう。

$ cat .git/config
[core]
        repositoryformatversion = 0
        filemode = true
        bare = false
        logallrefupdates = true
[branch "master"]
[remote "heroku"]
        url = https://git.heroku.com/secret-river-25498.git
        fetch = +refs/heads/*:refs/remotes/heroku/*
[remote "origin"]
        url = https://github.com/kazuyainoue0124/toy_app.git
        fetch = +refs/heads/*:refs/remotes/origin/*
[branch "master"]
        remote = origin
        merge = refs/heads/master

上記のとおり。

すでに[remote "origin"]の設定が存在していたため、fatal: remote origin already exists.のエラーが発生したんですね。

だからgit remote rm originでoriginの設定を削除してエラーを解決できました。

最後に

いかがでしたか？

記事の手順に沿ってコマンドを実行していけばfatal: remote origin already exists.のエラーを解消し、無事にGitHubへpushできたはずです。

皆様の参考になれば幸いです。