前書き
大学の生協で買ったMacBook AirでFortranを動かしてみたいと思ったので、gfortranを導入したが、その前段階としてHomebrewが必要だったので、ここではその導入方法を述べる。
gfortranの導入については、分けて紹介する。
近日追加URL
なお、筆者のノートパソコンは
- Macbook Air
- Apple M1
- Sonoma 14.1.2(23B92)
Homebrew導入
作業はMacのターミナル上で行う。
筆者はこれまでMacのターミナルに触れたことがなかったので、まずcommand line toolsをインストールする。
command line toolsとは、コマンド操作を行うためのツールのキットである。
Macのターミナルを開き、以下のコマンドを実行する。
xcode-select --install
実行が完了したら、次にHomebrewをインストールする。
Homebrewはパッケージ管理システムの一つである。
インストールのために以下のコマンドを実行する。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
パスワードを要求されると思いますが、要求通り進んでいこう。
処理が済んだら、次はHomebrewへのパスを通す。
パスというのは「コマンドを実行するプログラムが保存されているディレクトリの場所を設定する変数」のこと。
詳しくは以下のサイトなどを参照してほしい。
「パスを通してください」という指示は、実行結果の中にも以下のような形で書かれていると思う。
==> Next steps:
- Run these two commands in your terminal to add Homebrew to your PATH:
(echo; echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"') >> /Users/(自分のユーザー名)/.zprofile
eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
現状、Homebrewへのパスが通っていない状況なので、Homebrewのコマンドを打っても実行されない。
例えばHomebrewのバージョンを確認するコマンド
brew -v
を打っても、何も起きない。
そこで次は実行結果で指示された==> Next steps:
に従い、コマンドを順に打ってみる。
(echo; echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"')
eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
これによってHomebrewへのパスが通る。
この状態で、先ほどのHomebrewのバージョンを確認するコマンドを実行すると、結果が表示されると思う。
結果が表示されれば、それでOK。
パスの永続化
上記のままだと、ターミナルを閉じた際にHomebrewへのパスが失われてしまう。
そこで、パスを設定して新規ウィンドゥを開いてもすぐにbrewコマンドが使えるようにしよう(パスの永続化: この呼び方は合っていないと思う)。
ここでは以下のサイトを参考にしている。
パスへの情報は.zshrc
というファイル内で管理されているため、そのファイルをいじってあげる。
(筆者の使用しているシェルはzshですが、他のシェルを使っている場合、適宜調べるなどしてほしい)
vi ~/.zshrc
ここでvi
とはテキストエディタであり、簡単に言えばファイルの内容を書き換えたりするコマンドである。
できるのならvi
以外でも構わない。
vi
は使い方が初心者には独特なので、検索して扱い方を学んでほしい。
以上を実行すると、.zshrc
が開くため、export PATH=/opt/homebrew/bin:$PATH
と打ち込んで編集を終了する。
その後、以下のコマンドを実行することにより、Homebrewmへのパスが永続化する。
source ~/.zshrc
以上によりHomebrewを導入することができた。
近日追加URL
参考