SQLの４大命令について

SQLとは

SQLとはデータベース言語であり、データベースを管理するソフトウェアを操作・制御することが目的です。データベースというのは、集めたデータをプログラムによって整理し、操作できるようにしたものです。データベース言語はデータを管理して、ユーザーが指定した条件に合致するものを見つけ出すためのものです。

SQLの種類

SQLは、大きく分けて以下の3種類の言語から構成されています。

• データ定義言語(CREATE,DROP,ALTER等)
• データ操作言語(INSERT,UPDATE,DELETE,SELECT)
• データ制御言語(GRANT,REVOKE,SET TRANSACTION,BEGIN,COMMIT,ROLLBACK,SAVEPOINT,LOCK)

今回はデータ操作言語に該当するSQLの４大命令についてまとめてみました。

SQLの４大命令とは

SQLの４大命令とは以下の４種類です。

命令	説明	文法
INSERT	データを追加する	INSERT INTO テーブル名 (カラム名1, カラム名2, ...) VALUES (値1, 値2, ...);
SELECT	データを取得する	SELECT カラム名1, カラム名2, ... FROM テーブル名 [WHERE 絞込条件];
UPGRADE	データを更新する	UPDATE テーブル名 SET カラム名1=値1 [, カラム名2=値2 ...] [WHERE 絞込条件];
DELETE	データを削除する	DELETE FROM テーブル名 [WHERE 絞込条件];

INSERT

テーブルにデータを追加する

INSERT INTO テーブル名 (列名1, 列名2, 列名3, ...) VALUES (値1, 値2, )

SELECT

テーブルからデータを取得する

SELECT 列名... FROM テーブル名 (WHERE 条件式)

UPGRADE

テーブルにデータを追加する

UPDATE テーブル名 SET 列名=値1, 列名2=値2, ... (WHERE 条件式)

※注:WHEREのないUPDATEは全レコードが更新される。

DELETE

テーブルのデータを削除する

DELETE FROM テーブル名 (WHERE 条件式)

※注:WHEREのないDELETEは全レコードが消去される。