概要
CATフリープランをテスト管理に使ってみました。実は筆者はCATよりQaseの方が好きです!
いきなりの浮気ですが、CATには
- dashboardがフリープランで付いている
- ワークスペースの容量が 5GB と広い
- Excelっぽい使い勝手
という特徴もあって、特にExcelっぽいのは、とかくスプシやExcel形式のテストケースが忌み嫌われがちですが、ツールですから、馴染んだ道具を選ぶというのもアリです。
お気に入り、その1:外部参照
CATはアカウント使ってのログインを必須としますが、dashboardや集計・分析画面については、外部参照という機能を使って、プロジェクトチーム内で共有することも可能です。画面のURLが発行されますので、見るだけですが共有ができます。見るだけでは足りない時は、CATに招待すればいいです。
お気に入り、その2:ヘッダテンプレート設置
Qaseのテストケースが、「Action」「Input Data」「Expected Result」という基本的ヘッダで構成されていて、Excelの限界まで列が増殖したテストケースを見てきた経験からシンプルさはとても魅力的に感じました。CATのデフォルト列設定は、あまり好きじゃないので、Qaseっぽいヘッダテンプレートを定義して利用しています。
使いにくいと思ったら、好きなようにカスタマイズすればいいのです。
お気に入り、その3:テストケース編集作業がExcelっぽい
編集作業中のセルのコピペが、まるでExcelです。複数セル選択して、同じものを全部にコピペできたり、Excelの操作に馴染んでいる方には、ほとんど違和感なく使えると思います。
お気に入り、その4:複数行のテスト結果、一括入力
自動テストのテスト結果のように、件数が多い場合には、複数行選択して、テスト結果ボタンから記録ができる点、楽です。
お気に入り、その5:種別の管理
課題管理機能には、テスト実行中のバグ登録から入る場合が多いですが、テスト前のレビューでも、CATが使えます。この場合、デフォルトの「不具合」「要望」「問い合わせ」「サブタスク」に加えて「レビュー観点アプローチ」という種別を定義して課題管理で使います。
セミナーで入手した情報は、どんどんツールで使いまくりましょう。
お気に入り、その6:テストケース修正履歴
特にマニュアルテストのテストケースは、テスト開始から終了まで、修正されないことはあまり無くて、ケース修正をしながらテスト実施ということも多いのですが、修正箇所の記録が残るため、記録されたタイムスタンプから修正し忘れをある程度防げます。
お気に入り、その7:Excelからテストケースのインポート
GIHOZで生成したテストケース、または、Pictmasterで生成したpairwiseテストケースなど、一旦、Excelで整形した後、テストケースとしてCATに取り込んで利用した方が簡単な場合もあります。
総括
道具は使いようで、工夫して使えばツールの恩恵を受けることができます。
フリープランのテスト管理ツールで、ここまでできます。
使わない手は無いですね。