LoginSignup
5
11

More than 3 years have passed since last update.

ServiceNowでナレッジベースを作成してみた

Posted at

ナレッジベースの作成

ServiceNowにはユーザ間でコンテンツを保存、共有、および管理するためのセルフサービスプラットフォームが用意されているとのことで、早速設定してみた。
新製品HandHeld Holographicsの情報を、サービスデスクのメンバーもしくはHHD社の従業員に共有するためのナレッジベースを用意するというシナリオで構築してみる。

右上の歯車からSystem Settingを開き、ApplicationがGlobalであることと"Show application picker in header"が有効であることを確認する。
aa.png

その後、[Knowledge]->[Administrarion]->[Knowledge Bases]を選択し、[New]ボタンを押します。
ab.png

オーナーや管理者の設定と併せて、パブリッシュとリトライのワークフローを指定する必要があります。ワークフローについては一旦はデフォルトに設定されたもの(ベースライン)を利用するようにしております。ここではPublish Workflowを"Knowledge - Approval Publish"にしておりますが、この後変更します。
ac.png

設定が完了したら、下部の"Can Read"タブで、Admin、グループがService Desk、会社がHHDという3種類のユーザ基準を作成します。
ad.PNG
af.PNG
ag.PNG

最終的に"Can Read"タブは以下のような設定になります。
ah.PNG

ナレッジのカテゴリーも指定することが可能です。下部の"Knowledge Categories"タブで設定が可能です。
dd.PNG

早速記事を1つ作ってみましょう。下部の"Knowledge"タブで[New]ボタンを押し、必要な情報を追加します。"Valid to"で記事の有効期間を指定することが可能です。
ddd.PNG

Categoryについてもともと作成していたものの配下に新たなカテゴリーを作成することも可能です。
ai.PNG

公開用ワークフローの作成

先ほど指定したワークフローをカスタマイズします。ワークフローエディターというツールを利用します。

新製品HandHeld Holographicsの情報について、公開される記事のカテゴリーに基づいて、"Valid to"に投入する記事の有効期間を変更するというワークフローを作成し、先ほど作成したナレッジベースに反映させることを考えます。具体的には…
・Policyカテゴリーの記事は1年間(365日)有効
・Supportカテゴリーの記事は半年間(182日)有効
・それ以外のカテゴリーの記事は半年間(182日)有効
という風にします。

adminの状態で[Workflow]->[Workflow Editer]を選択し、設定されているワークフローの一覧を表示します。
1.png

デフォルトで設定した"Knowledge - Approval Publish"を選択し、早速コピーをしましょう。名前も"Knowledge - HHD Approval Publish"に変更します。
2.png

今回のワークフローで変更すべき点は、Approval UserがReviewし、Workflowとして公開すまでの間になります。そこでCategoryフィールドを確認して、それぞれの条件にswitchさせる設定が必要です。まずはSwitchアクティビティを実装します。
3.png

Switchアクティビティの詳細設定を投入します。
4.png

そして各条件ごとに右クリックの"Link to..."設定を行うようにします。
5.png

Switchはあくまでも条件を記載するのみで、実際に処理(今回は"Valid to"フィールドを)

調べるとServiceNowが標準的に搭載しているAPIであるGlideSystemで、DaysAgo()という日付指定をするのに便利なAPIがある。
https://developer.servicenow.com/app.do#!/api_doc?v=madrid&id=r_GS-daysAgo_N

Link to..で追加したもののConditionの設定は以下の通り。

[Policy]
current.kb_category.getDisplayValue()=="Policy"
[Support]
current.kb_category.getDisplayValue()=="Support"
[All other Category]
current.kb_category.getDisplayValue()!="Policy" && current.kb_category.getDisplayValue()!="Support"

同様にSet Valueアクティビティを2種類作成し、Valuesに以下の設定を投入します。

[Set Valid to 1 year from Publication]
Set Value   日付の代わりにjavascript:gs.DaysAgo(-365)
[Set Valid to 6 months from Publication]
Set Value   日付の代わりにjavascript:gs.DaysAgo(-182)

各分岐をそれぞれつないで、以下のように作成したら、画面右上のValidateを起動します。
6.png

エラーが発生しないことを確認します。
7.PNG

これで準備完了です。必ずpublishすることを忘れないようにしましょう。
8.png

そして最後に、[Knowledge]->[Administrarion]->[Knowledge Bases]で設定したナレッジベースの設定を編集し、Publish Workflowを"Knowledge - HDD Approval Publish"に変更しましょう。
9.png

5
11
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
11