BIツールの比較検証を行った際に、AWS上にRe:dashの検証実行環境を作成しましたので、その際の手順を以下に纏めておきます。
AWS設定
◆VPC作成
① まず初めに、以下の設定を行い、VPCを作成します。(指定のないものはデフォルト設定です。)
② VPCが作成されると、以下の通りに表示されます。
以上で、VPCの作成は終了です。
◆サブネット作成
① 次に、パブリックサブネット1つとプライベートサブネット2つ1を作成します。
◆インターネットゲートウェイ作成
① 以下の設定を行い、インターネットゲートウェイを作成します。(指定のないものはデフォルト設定です。)
② インターネットゲートウェイが作成されると、以下の通りに表示されます。
③ 次に、作成したインターネットゲートウェイを選択し、[アクション]
- [VPCにアタッチ]
を選択します。
④ 作成したVPCを選択し、インターネットゲートウェイのアタッチを行います。
⑤ アタッチすると、以下のように表示されます。
以上で、インターネットゲートウェイの作成は終了です。
◆ルートテーブル作成
① 以下の設定を行い、ルートテーブルを作成します。(記載のないものはデフォルト設定です。)
② 作成されたルートテーブルを選択し、サブネットの関連付け
タブ内の「サブネットの関連付けの編集」
ボタンを押下します。
③ 作成したパブリックサブネットを選択し、保存します。
④ 保存すると、下記のように関連付けされます。
⑤ 次に、ルート
タブの「ルートの編集」
ボタンを押下します。
⑥ パブリックサブネットから外部へのルーティングを追加します。
「ルートの追加」
ボタンを押下し、以下の設定を行います。
⑦ 保存すると、以下のように表示されます。
以上で、ルートテーブルの作成は終了です。
◆セキュリティグループ作成
① 下記の設定を行い、EC2インスタンスのセキュリティグループを作成します。(指定のないものは、デフォルト設定です。)
② 「ルール追加」
ボタンを押下し、インバウンドルールを設定します。
③ セキュリティグループが作成されると、以下のように表示されます。
④ 続いて、RDSのセキュリティグループを作成します。
⑤ セキュリティグループが作成されると、以下のように表示されます。
以上で、セキュリティグループの作成は終了です。
◆EC2インスタンス(Webサーバ)作成
① 「インスタンスの作成」
ボタンを押下します。
② Redash用のAMIを検索します。(今回は、東京リージョン用のAMIを選択)
https://redash.io/help/open-source/setup#aws から使用するAMIを検索欄に入力して検索を行い、選択します。
③ インスタンスタイプを選択します。(T2.microだと動かないので、t2.small以上を選択します。)
④ インスタンスの詳細設定を行います。(指定のない項目はデフォルト設定です。)
⑤ 続いて、ストレージの追加設定を行います。(デフォルト設定のままで大丈夫です。)
⑥ 続いて、セキュリティグループの設定を行います。
⑦ 最後に、インスタンス作成の確認を行い、「起動」
ボタンを押下します。
⑧ キーペア作成に関するダイアログが表示されますので、新しいキーペアの作成を選択し、キーペアのダウンロードを行います。
※ダウンロードしたキーペアは、今後rLoginやTera Term等でEC2にアクセスする際に必要となりますので、大切に保存しておいてください。
ダウンロード終了後、インスタンスの作成を行います。
⑨ 作成が完了すると、以下のように表示されます。(チェック合格になると完了)
以上で、EC2インスタンスの作成は終了です。
◆RDS作成
① 以下の設定を行い、RDSの作成を行います。(指定のないものはデフォルト設定です。)
② RDBが作成されると、以下のように表示されます。(ステータスが利用可能になると完了)
以上で、RDSの作成は終了です。
AWSの設定は以上になります。
Re:dash検証実行環境構成(AWS)
今回、Re:dash検証用に上記で作成した実行環境の構成は、以下の通りです。
本番環境で運用する際には、可用性の向上やインスタンスのスケールアップなどの対応が必要になります。
株式会社メソドロジック
赤尾 一優 @Kaz_akao
-
プライベートサブネットにRDSを配置するには、サブネットが2つ必要になるため ↩