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PnP PowerShell で Sharepoint を操作しよう: (6) リストにアイテムを追加しよう

Last updated at Posted at 2019-06-03

皆様こんにちは。
前回まででリストの定義をやってみましたが、今回はアイテムの追加です。

単純なアイテムの追加と、参照型フィールドを含む場合の2ケースを紹介します。

#単純なアイテムの追加

CSVファイルを用意して、1行目にカラム名として"用途コード", "用途名" という行を用意しておきます。ここではタブ区切りのUTF-16 ファイルとしておきます。

使う命令はAdd-PnPListItemです。

add-record.ps1
    $File = "some.csv",
    $ListName="リスト名" 

    $items = Import-Csv $File -Delimiter `t
    $items|ForEach-Object{
            $result = Add-PnPListItem -list $ListName -Values @{ "code"=$_.用途コード; "Title"=$_.用途}
    }

コードが短いですね。PnPって素敵です。

#参照型フィールドを含むアイテムの追加
今度は少々面倒になります。

参照型フィールドがあるということは、つまるところリレーションシップデータベースっぽいことになっているわけですが、参照型フィールドはその正体を平易なインターフェースで隠しているせいです。
PnP PowerShell で Sharepoint を操作しよう: (4) 参照フィールドを使ったリストを作ろう
でサンプルに使ったリストで説明しましょう。

参照ありリスト

Title 参照先フィールド
ああああ うに
いいいい さば

というリストがあるとすると、内部の作りはこんな感じです。

参照ありリスト

ID Title 参照先ID
1 ああああ 3
2 いいいい 4

子リスト

ID Title
1 たこ
2 いか
3 うに
4 さば

ここで、参照ありリストにレコードを追加しようとしたときは、追加するデータは、「ああああ」と「うに」ではなくてTitle(ああああ)ID(3)を追加することになります。
IDを先に取得してから、レコードを追加するという処理になります。

ここで使う命令は
Get-PnPListItem
Add-PnPListItem
です。

Add-Item-LookupField.ps1
#IDを子リスト/ChildList から得る
   $query = "<View><Query><Where><Eq><FieldRef Name='Title'/><Value Type='Text'>うに</Value></Eq></Where></Query></View>"
   $result =Get-PnPListItem -List "ChildList" -Query $query
   $ID = $result.id

#参照ありリストのアイテムを追加する
        Add-PnPListItem -list "ListWithLookupField" -Values @{ "Title"="ああああ";"LinkedField"= $ID; }

-List "ChildList" のところは、DisplayName(日本語名)でもUrl(英語名)でもどちらでも通るみたいです。

#大量の追加だとPnPよりCSOMを

ここで、ちょっとがっかりなお知らせです。
PnP ならなんでも簡単かと思ったら、実は弱点があります。
大量(数千件)のアイテムをCSVから追加しようと思ったら、1件1~2秒くらいかかってしまって、数時間待ちになっちゃうことがわかって、回避策が必要になりました。
結局、レコード数が100件くらいを超えたら、CSOMを使うほうが数十件ごとに追加が行われるのでずっとパフォーマンスがいい、ということが判明したのです。
PnP のコミュニティにもそんな話が載っていたようですが、ヘビーな作業になったら回り道してCSOMも使ってみましょう。

今回はここまでにします。

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